ブラッドギルスのギター

2010/04/27 Tue 13:27

 今日ユーチューブでオジーオズボーンの昔のライブビデオを見ました。そこにはギタリストとしてブラッド・ギルスが参加していました。確かランディー・ローズが死んでジェイク・リーが参加するまでのつなぎ役としてライブに参加していたと思うのですが、その頃のライブですね。

 私が昔見たときのライブでは、彼のトレードマークである赤いストラトのボディを赤く塗る前の黒いボディだったのですが、今回のビデオではナイトレンジャー参加時と同じ赤いボディでした。

 相変わらずスーパーテクニシャンですね。私も個人的には彼のテクニックやステージパフォーマンスは大好きです。昔ナイトレンジャー時代のライブを大阪で見たことがありますがカッコ良かったですね。ただ彼の野太いサウンドは、やや私の好みからすると歪み過ぎなのでちょっとアウトです。

 で、彼のサウンドを聴いていてふと思ったのですが、彼のギターは確か50年代か60年代頃のオールドストラトだと思うのですが、オールドギター信奉者から見ると彼のギターはどのように見えるのでしょう?

 とっても興味ありますね。きっと信奉者から見るととてももったいないことをしているように思うのでしょうね。そもそもブラッドのサウンドを聴いて「あっ、これオールドストラトのサウンド!」って気がつく人なんて100%いないでしょう(笑)。気がついたらそれこそ神か、或いは何もわかっていない人かどちらかです。

 こうなってくるとオールドギターなど、骨董品であるということ以外の価値はないですよね。しかもブラッドみたいにあそこまでリフィニッシュされてしまうと塗料による鳴りもクソも関係ないでしょうしね。ピックアップも違う、しかもフロイドローズやブースターまで使って、サウンドはストラトのそれとは全くの別物。

 まあ、エレキギターなんてそう言うもんですよ。結局ピックアップやアンプで音は決まっちゃうんですよ。いくらブラッドのギターがビンテージのストラト、って言ったってハムバッカーを載せれば当然ハムバッカーの音しかしないのです。ボディーの鳴りだの何だのつったってカンケーないんですよ。アルダーやアッシュ、ポリやラッカーなんて何のこと?って世界の話です。

 ブラッドは多分あのストラトのネックの握りだとか、愛着だとか、そのあたりで使い続けているだけで、別にあれがオールドのストラトだから使っているということはないでしょう。

 だからギターのスペックだとか、鳴りだとか、塗料とか、そんなこと気にしないで良いですよ。この間ユーチューブで別のビデオを見てますと、たまたま2万円くらいのギターをバカテクの人が弾いているのがありましたが、結局上手い人が弾けば2万円のギターでもバリバリカッコイイ音が出ますよ。

 エディの昔のギターだって、オールド信奉者から見ればクソでしょう?でもエディが弾けばあんなカッコイイ音になっちゃいますもんねぇ。エディの昔のフランケンが見事なラッカーの薄塗りフィニッシュだと思います?(笑)あれだけ3色も重ね塗りしているのに薄塗りもクソもないですよね。ボテボテの重ね塗りですよ、絶対。ラッカー薄塗り信奉者に見せてやりたいですね。

 と、いうことで、ギターの生音や年代などにはこだわらず、技術を磨きましょう。音が気に入らなければピックアップとアンプを替えれば大抵の問題は解決できますよ。ビンテージギターなんかに法外なお金なんか遣うのは無駄ですよ。特にギター始めたばかりの人はそこそこのギターを買ってひたすら練習をすればそれでオーケーです。

 もちろん単なるコレクションとしてオールドやビンテージを持つことは悪くないですよ。やっぱり古いものには古いものにしかない風格というものがあって、カッコイイですからね。私も古いものは時計でも何でも好きです。ただ、「音が枯れてよいから」とか「ラッカー仕上げで音がいいから」とかいうような音に関する「迷信」でオールドやビンテージを買うのはほとんど意味がないから止めた方がいいですよ、と言いたいだけです。オールドやラッカー仕上げに対する音の評価はほとんど「個人の思い込み」のレベルだと思います。

 あまりビンテージや仕上げにこだわっていると欲深い楽器屋に騙されるのがオチです。十分お気を付けあれ。

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