現時点でボードにはオーバードライブペダルとしてマクソンのRTO700が組み込まれているのですが、少し不満な点も感じらることもあります。それはソロをハイフレットで弾いた際に今ひとつ抜けとアタック感が悪くなるところです。

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もちろんこのあたりは後ろにどんな機材を使って、どんなアンプにつなげるか、ということが大きく影響してきますので使用する人によって感じるところは変わってくると思います。私の場合は後ろにAMTのSS-11Aというプリアンプをつないでいますので、それを前提にしてお話を進めていきます。

基本的にRTO700のサウンドはとても太く、トーンつまみを全て真ん中にセットした状態でもローがしっかり出るサウンドです。ペダルタイプのオーバードライブとしてはその音の太さ、チューブ感(チューブが入っているので当然かも知れませんが)をとてもよく表現できるものだと思います。

ただ、その長所がハイフレットで単音を弾いているときには逆に短所になるようで、チューブっぽいコンプ感の強さがアタックの反応を弱め、変な低音の出方がハイフレットのサウンドの美しさを損ねているように感じられるのです。

で、もしかしてRTO700ってイマイチなペダルなのではないかと感じ始め、ランドグラフのDODも一緒につないで踏み換えながら使ってみたんです。そうすると、やっぱりRTO700のほうが断然いい音がするんです(笑)。ランドグラフを使っていたときはランドグラフがベストなオーバードライブだと思って使っていましたが、RTO700と比べると全体的な音は粗いし、薄っぺらいし、ハイフレットの音も細いです。

なんか改めてランドグラフと比べると、ランドグラフが惨めに思えるほどRTO700の完勝・・(笑)。もうちょっとランドグラフのサウンドに魅力を感じるかと思って試してみたのですが、ほんのちょっと踏み比べただけでランドグラフは完敗でした。ランドグラフが勝っていたのはハイの出方(これがアタック音の良さにもつながる)とサイズくらい(笑)。

そうやって比べてみて、RTO700に欠けているのはハイ、特にプレゼンスの弱さではないかと感じまして、試しにプリアンプのプレゼンススイッチをオンにして使ってみると、なるほど!それまで感じていたRTO700の欠点が全部なくなってしまいました。ハイフレットを弾いたときのアタックの詰まり感やピッキングのタッチ音も全く問題なくなります。

要するに、RTO700をオーバードライブペダルとして使うときには、RTO700に合わせてアンプセッティングをしなければその魅力は引き出せない、ということのようですね。というより、元々のセッティングの前提としてマーシャルのようにギラギラ、キラキラしたようなプレゼンスが出るアンプの前につなぐことを考えて作られているものなのかも知れません。

私のケースでいえばプリアンプのハイを強めにするか、プレゼンス(ブライト)スイッチをオンにすればRTO700の魅力をより引き出すことができるセッティングになります。本当はアンプで調整するのではなくRTO700のほうでハイやプレゼンスをコントロールできるほうが望ましい気がするのですが、残念なことにRTO700のハイのつまみは上げると変な周波数(中途半端な高さの音域)の音が強くなって使えない音になってしまいます。

なので、希望としてはRTO700のハイのコントロールをもっと高い音域、もっと高音の抜けを強調できるような音域を調整できるようにしてほしいですね。現状ではまるでワウを踏んでいるような変化をするんです。それはそれで生きる部分もあるのでしょうが、その音域が強くなると他の部分を後ろの機材で補って調整してあげる必要が出てきてしまうのです。

せっかく3バンドのイコライザーを搭載しているオーバードライブペダルなのに、実際にはどのつまみも12時以外にセットすると音をダメにしてしまうという実に使えないトーンコントロール(笑)。余りに効きが強すぎて、さらに効く音域にクセがあるので、12時以外にセットするとしてもほんの少しだけ強くするか、カットするかという設定くらいにしか使いようがないんです。実にもったいないトーンコントロールです。

このトーンコントロールの使い勝手の悪さはマクソンに是非とも見直してほしいと願いますね。もちろん使えるアンプで使えば使えるのでしょうし、だからこそメーカーでもこういうセッティングで販売しているのだと思いますけど、しかし少なくとも私の機材においては全く使えないトーンコントロールの設定になっています。とりあえずはブライトスイッチかブライトを強調するトーンコントロールは付けるべきだと思います。

なんといっても決して安い価格のペダルではないわけですし、地の音はとても魅力的なのですから、もっとこのペダルの魅力を活かしやすいようなコントロールを取り付けてほしいと願いますね。

とはいえ、私自身もまだバンドの大きな音でこのペダルのサウンドを鳴らしたわけではないので、もしかすると大きな音でバンドの中で弾けば現状でも案外使えて、上に書いた欠点は全部吹っ飛んでしまうかも知れません。小さい音で鳴らしますとハイをどうしても上げ気味で使いますし、音通りのよいトーン設定は変わりますからね。

いずれにしてもRTO700を使うときにはハイ(プレゼンス)の設定がキモのような気がしますので、しばらくそのあたりに気を付けながら使っていきたいと思います。

<追 記>
その後もこの状態でギターを弾いていまして、結局プリアンプのハイを少しあげて、ローを少し下げることで私としては満足のいくトーンが出るようになりました。ローフレットでコードを弾いても、ハイフレットで単音を弾いても、どちらも私好みのいい音がするようになりました。

また少しブーミーなサウンドがしていたので、ギターのピックアップをネック、ブリッジともに少し下げました。以前にも書きましたが、ピックアップを弦から離しますとパワーは落ちますが、ニュアンスが豊かなトーンになりますので、それも良い方向に影響している可能性も高いです。

うん、今のところいい感じのサウンドが鳴るようになりました。そして、自作パワーアンプもいい音を鳴らしています。

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