基板ベースでのパワーアンプのテストに成功してすっかり悦に入っているわけですが、昨日は仕事から帰ってきてからずっとこのパワーアンプ+BOLT30のスピーカーの状態でギターを弾いていました。パワーアンプのサウンドはもちろんのこと、熱の状態とか耐久性とかを確認する必要もありますからね。

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で、サウンドは本当に素直だと思います。もともとがオーディオ用のパワーアンプ基板ですから、どこかの音域帯を強調するとかカットするとか、そんな余計な仕組みは付けていないと思うんです。ひたすらハイからローまでフラットに鳴らすためのアンプだと思いますので、ペダルボードのプリアンプから出てきた音がそのまま素直に大きく鳴らされているだけだと思います。

プリアンプのクリーンチャンネルで鳴らすと実にキレイな音がします。コーラスやディレイを掛けてギターとプリアンプのハイをグッと落して鳴らしますと、クリーンなサウンドなんですがまろやかでふくよかないい音がします。最近はロックトーンの追求と共にジャズトーンの追求もしていますので、クラシックなジャズを演奏するのなら十分なサウンドだと思いますね。このパワーアンプのクリアな特性がちょうど活きるジャンルなのかも知れません。

で、パワーアンプ製作も次の段階に入っていきまして、ケースに組み込むことを考えなければなりません。当初の私の目的としてはこのパワーアンプをペダルボードの中に組み込んでしまい、ペダルボードからは各現場にあるアンプのスピーカージャックとつなぐことを考えていました。

そのためのケースやスピーカーケーブルなどの選定を行っていたのですが、そのようにパワーアンプを組み込んだペダルボードを実際の各現場で使っている状態を想像してみることにしました。当初このパワーアンプをボードに組み込もうというアイデアを思い立ったのは、結構いろんなスタジオやライブハウスでメインイン(リターン端子)のないアンプが置いてあることが多いからなんです。よくあるのがフェンダーツインリバーブや同じようなルックスのフェンダーアンプなど。

リターン端子のないフェンダーアンプで自分の作った音を満足な状態で鳴らすためにはメインアンプからアンプのスピーカーを鳴らすのが最も手っ取り早くて確実な方法です。そのためにボードにパワーアンプを組み込んで、パワーアンプのアウトプットにスピーカーケーブルをつないでアンプのスピーカーまで持っていこうと考えていました。

ところが待てよ、とふと考えてみたのです。現場ではもう一つよく見かけるアンプがあります。そうですジャズコーラスです。ジャズコーラスはリターン端子があるので、いままではボードから普通のケーブルでリターン端子につないで鳴らしていました。で、もしボードにパワーアンプを組み込んでスピーカーケーブルでジャズコーラスにつなごうとして果たしてつなげるのだろうか?と。

そしてジャズコーラスの仕様を確認していますと、なんと・・、スピーカーはジャックでパネルに接続されているのではなく、どうやらアンプ内部でスピーカーは直接つながっているようですね・・。これじゃペダルボードにパワーアンプを組み込んでもジャズコーラスにはつなげられないし、パワーアンプの手前でシールドをつないでジャズコーラスのリターン端子につなぎ替える作業をしないといけないじゃないか・・。

フェンダーやマーシャル、その他のスピーカージャックがあるアンプの場合はパワーアンプ付きのボードの方がよいけれども、ジャズコーラスしか使えない場合にはむしろそれは逆効果。ボード内の配線も変更しなければいませんし現場によってそこにあるアンプを見ながらボードの内容を変更する、なんて面倒くさいことは我々アマチュアにはなかなかやってられないことです。

そんなこんなを考えていますとなかなかパワーアンプのケースや電源、そしてスピーカーケーブルの長さなどが決められなかったのですが、最終的にペダルボードは現状のままにしておいて、もしスピーカーが単独で使えるアンプの場合はパワーアンプを現場のアンプの近くに置いてボードからそれにつなぎ、そしてパワーアンプから1メートルくらいの短いスピーカーケーブルでスピーカーにつなげばいいんじゃないかと考えました。

そうすればボードから出力させるための長いスピーカーケーブルと長いシールドケーブルをいちいち持っていく必要もないですし、パワーアンプと電源と短いスピーカーケーブルくらいなら荷物としても軽いし知れてますからね。そうすれば現場での電源の問題も、パワーアンプの電源は現場のギターアンプの電源を使えばよいのでボード周りのコンセントの心配をする必要がありません。そもそも手持ちのパワーアンプを使う場合には現場のアンプ本体の電源は不要ですからね。

そう話が決まってからは、話が早く進みました。必要なパーツをサウンドハウスにオーダーし、パワーアンプのケースは手持ちのハモンドのMXRサイズのケースを使うことにしました。あんな小さな基板で、フットスイッチを付けるわけでもありませんので中身がガラガラのスカスカ状態ですが、外置きにするモノですし、重さもものすごく軽いのでそれ以上小さくする必要はないと考えました。

そして電源もテストで使っているのと同じ電源仕様のパソコン用のアダプターを買うことにしました。ノートパソコン用のアダプターは比較的小さくて軽く、容量的にもちょうどよいモノが多いのです。これは2千円弱でアマゾンにオーダーしました。これはパワーアンプ基板と同様に中国からの発送ですからいつ着くかはわかりませんが(笑)。

そうやってアンプづくりのために必要なモノを全て用意し、あとはパーツが届きましたらケースに組み込んで完成となります。完成したらスタジオに持っていってそこにあるいろんなアンプを使ってサウンドチェックをしていこうかと思っています。そうやってテストをしておかないと、現場に持っていって使ったら小さな音しか出なかった、とかアンプがいきなり燃えてしまった、というのでは困りますからね(笑)。

まあ、ケースに組み込むのは数日後くらいになりそうですが、テストはずっと続けていこうと思っています。と言うより、自宅でのギターシステムでは、もうBOLT30のアンプ本体を使うことはないです(笑)。別に私は真空管マニアではないので、パワーアンプが真空管である必要性は全く感じていませんし、実際の話400円のパワーアンプで鳴らしても音の違いは気にならなかったですからね(笑)。

あと一つテストをしたいのは、アンプ基板についていたミュートスイッチですね。これはアンプの電源を入れた瞬間にスピーカーが「ボッ」と音が鳴るのを防ぐために音量を小さくするスイッチです。別になくてもいいものなんですが、オンオフスイッチの代わりにミュートスイッチを付けてもいいんじゃないかな、と思っているわけです。

そのあたりの部品がそろいましたらボチボチとケース組み込み作業を行って完成させたいと思っています。乞うご期待(笑)。

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