FC2ブログ


今月の初め頃に注文をしていましたパワーアンプの基板がようやく届きました。予定よりも1週間ほど遅れて中国から到着しましたが、まあ安いので文句言わないでおきましょう(笑)。

さて、それでは必要な配線材などをつないで早速テストをしてみましょう。

P_20171125_124925.jpg
基板の大きさがおわかりになるでしょうか??最近ちょっと気に入って単三電池との大きさ比較をする写真を撮っていますが、先日のマクソンのRTO700はバカでかさを表現するために、そして今回のパワーアンプ基板は小ささを表現するために比較してみました(笑)。

はっきり言って、現物を目の前で見ますと冗談みたいに小さいです。「え!こんな小さな基板で60Wアンプなの?!」と正直驚きました。きっとこの基板を目にしたギタリストはたぶん例外なく驚くんじゃないかと思います。だってギターアンプの世界では60Wクラスのアンプともなれば、いまだに大きなトランスを付けてスピーカー付きの大きくて重い箱に入っているのが普通ですし、セパレートタイプのアンプヘッドやラックタイプのアンプにしてもそれなりの大きさがあるものですからね。

で、この基盤にペダルボードからのケーブルをつなぐインプットのジャックとスピーカーにつなぐためのアウトプットのジャック、そして電源のジャックを半田付けします。準備はほんのそれだけ、超楽勝です(笑)。そして、それをそれぞれのジャックとつないでテストをしてみます。ちなみに電源はノートパソコン用のDC19V電源を使ってみました。基盤の大きさは9V電池とほとんど変わらない程度です。小さい!

P_20171128_100810.jpg

そうやってつないで音を鳴らしてみますが・・、あれ?ウンともスンとも言いません。基板がハズレだったかな、と思いながらいったんは諦めたのですが、よくよく見てみると電源ジャックの配線を間違っていたような気がして取り付け直して再び電源を入れると、おお!基板についているLEDが点灯しました。やはり配線ミスだったのか・・(笑)

でも音はやはり出ません・・・。何でだろ?と思いながらスピーカーのジャックを触ると音が鳴りました。どうやらスピーカージャックの接続が悪かったのが音が出なかった原因のようです。そうやってなんとか正常に音が出る状態になったので、いつものようにギターを鳴らしてみることにしました。

いやぁ!凄いです!普通にギターアンプとして鳴りますね!いま使っているBOLT30が30Wで、今回の基板が60Wの出力なのですが、プリアンプのレベルつまみが同じならそのスペック通り今回の60W基板のほうが断然音が大きいです。すげぇ。

BOLT30との出音比較もしてみましたが、BOLT30のほうが多少ローがクッキリ出るかなぁ?という感じの違いはあるように思いましたが、正直そんなに大きな違いは感じられなかったです。音圧の違いも確認してみたのですが、自宅で鳴らすことができる音量程度であれば大きな違いは気がつかなかったです。むしろ、スタジオでジャズコーラスを鳴らしているときのような、トランジスター系のアンプサウンドというか、そういう感じの音に感じました。

いやはや、これは凄い!デジタルアンプの基板を使えばギターアンプのパワーアンプ部分なんて簡単に作れちゃいますね!自分でもビックリしました。しかもこれがたったの400円弱ですよ!(笑) たった400円で60Wのパワーアンプが作れちゃうなんて驚き以外の何物でもないですよ~、ホント。

ちなみに私が買ったのはこれです。もし興味がある方は試してみてください。同じ基板はアマゾンでいろんな業者が売っていて、値段もマチマチですが、たぶんどれを買ってもモノは同じだと思います。こんなのエフェクターを一から作るのと比べると屁みたいに簡単な工作で作れます。

クリックするとアマゾンの商品ページに飛びます↓
poweramp.jpg

エフェクター自作派の方やペダル型プリアンプを使っておられる方にはぜひトライしてみてほしいと思いますね。もちろん普通の商品としてispとかエレクトロハーモニクスやAMT、MOOERなどからも発売されていますが、どれほど安くても新品で1万円以上、モノによっては数万円します。

でも自分で基盤を買って作っちゃえば2千円もあれば作れちゃいます。基盤が400円、ケースが1千円弱、ジャック類が500円以下と言うところでしょうか。唯一の問題は電源でしょうか。電源はどうしてもそれなりのスペックがあるものを使わないとしかたないのでノートパソコン用あたりのDC19Vとか24Vで60W程度のパワーのあるアダプターを買う必要があると思います。値段にして2千円から3千円くらいですかね?合計4千円~5千円くらいで60Wのパワーアンプを手に入れる、という感じですね。

試したことはないのですが、この基板を使って自作したパワーアンプとispとかの製品のサウンドを比べてもそれほど大きな違いはないんじゃないでしょうか?まあまだまだ弾き込んでいってみないとサウンドの特徴やクセはわからないところがあるかも知れませんが、でもパッと使うだけであれば全く問題ないレベルだと思います。

ギターアンプと比べてみた写真がこれです。↓

P_20171128_113422.jpg

このアンプの上に乗っかっている小さな小さな基板が、このアンプ本体の倍のパワーでギターを鳴らすパワーアンプなんですからねぇ(笑)。もう笑っちゃいますよ。中身替えちゃおうかな、って思うくらい(笑)。

やっぱり技術の進歩って侮れませんね。LINEのアンプシミュレーターPODが世に出たときはかなり驚いたものですが、そういう音作り・プリアンプの部分だけでなく、パワーアンプの部分でもデジタル技術を使うことによってこれだけコンパクトに仕上げられるわけですからねぇ。しかも価格はたったの400円弱。

たぶんメーカーはギター用のコンパクトパワーアンプだってこんな基板を使っていくらでも安価に作ることは可能なんだと思います。だってギター以上にマニアックにこだわる人が多いオーディオの世界では、いまやよほどの真空管マニアの方たち以外は安価で小型なデジタルアンプで結構満足している、っていう話ですからね。ただそれをギターアンプの世界でやっちゃうといままで苦労して育ててきたオカルト商売が全部吹っ飛んじゃいますし(笑)、普通のギターアンプなら一台1万円、2万円とかそんなレベルの商売になっちゃうので、意地でも手がけたくないんでしょうね。

その代わりにシミュレーション技術を高めることでソフト的な面からアンプに付加価値を付けて価格を維持しようとする方向で商売をしていっているんでしょうね。手間を掛けて高いアナログを作ることに固執するか、コストはかからないけれどもデジタルの高性能アンプを作って利幅をとるか、というどちらかに二極化されていくのでしょう。

私は特に真空管信者やアナログ信者ではありませんが、デジタルがもたらす技術革新と手軽さ、コンパクトさの恩恵は必要に応じて利用していくべきだとつくづく感じますね。だってそれを上手く利用できれば、本当に驚くようなコンパクトさで凄いサウンドを鳴らすことができるんですものね。

こんな便利なモノを利用しない手はないですね。私のギターシステムは音作りの部分までは真空管を使った回路のアナログ、そしてそのサウンドを増幅させてスピーカーを鳴らす部分はデジタル、という感じのアナログ/デジタルのハイブリッドコンパクトシステムになりそうです。

関連記事
エレキギター