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再度ポッティング・・・。

2017/10/21 Sat 17:20

えー、昨日ピックアップのポッティングを行いましてブログに書きまして、その際に「音が鳴らなかったら大笑い」と書いたのですが、なんと、ギターに取り付けるとT-TOPから音が出ません!(笑) ちなみに同時にポッティングした59はきちんと音が鳴ります。なぜT-TOPだけ??

ええ~っ!と驚きながら配線などの原因を探していきますが、結局原因はわからずポッティングしたばかりのピックアップをバラすことに・・。

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カバーをえいやっと外して見た状態がこんな感じ。なかなかうまくパラフィンがカバーの内部まで入っていましたね。なんか小豆の和菓子のようでおいしそうに見えます(笑)。

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カバーの裏側には見事にT-TOPの「T」マークと小さな記号のようなものまで転写されています(笑)。

・・・それはいいのですが、カバーをバラしてみたものの線の断線等も見られず、それでもピックアップから音が出ません。どこかでショートしているのが原因と踏んで、ピックアップを分解してみます。そうするとボビンに取り付けられているリード線の一本がポールピースを固定させるブロックとベースプレートの間に挟まれてぺちゃんこに潰れているのを発見。

そのリード線自体は断線していなかったのですが、どこかで線の皮膜が破れたんでしょうね。それがベースプレートかどこかに接触してショートしていた模様。試しにそのリード線をきちんとボビンの横に取り回し直すと音がきちんと鳴りました。よかった、ボビンの断線ではなかった・・。

このトラブルは、ポッティング作業が原因で起きたのではなく、どうやらポッティングを行う前から発生していたもののようです。そういえば昨日のポッティングを行う前にT-TOPのカバーを取り付けをやり直していて、その際に万力のような工具を使ってカバーをピックアップがしっかりフィットするように押さえつけたんですよね。きっとその作業の際にリード線が潰れて破れてどこかにショートしてしまったのでしょう。確かにその作業のあとで音出しチェックはしませんでした・・。

今回のカバー取り付けの際はしっかりと音出しチェックを行っていますので、ポッティングを行う前の状態では音はきちんと鳴っていましたので大丈夫だと思います。

と言うことで、日を改めて本日再びポッティングを敢行。今回はメインのストラトに取り付けられていたカスタムカスタムも一緒にポッティングします。

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再びこんな感じにカバー全体をマスキングします。

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T-TOPの裏側には製造年月日を書いたデカールを貼ってみました(笑)。

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昨日冷やして固まってしまったパラフィンを再び湯煎で溶かします。

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なかなか溶けません。やっぱりパラフィンを溶かすのには時間はかかります。

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ようやく全部溶けました。

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今回はピックアップを二つ同時にポッティング。昨日と同じように2回ポッティングしました。

で、今回の作業では新たなノウハウを使ってみました。それはパラフィンから取り出してまだパラフィンが固まっていないうちにピックアップを左右にゆっくりと傾けてカバー内部のパラフィンをまんべんなくカバー内部に行き渡らせるようにしたことです。

パラフィンから取り出したばかりのピックアップに付着したパラフィンはまだ完全に液体なので、この状態でヘタにピックアップを傾けたりしますとせっかくカバー内部に入り込んだパラフィンがピックアップの外に流れ出てしまいます。なのでタオルなどでムリにパラフィンを拭き取ったりせず、ピックアップをゆっくりと傾けてパラフィンをカバー内部に均等に行き渡らせるように動かしながらパラフィンを固めます。

もちろんこのときまでの一連の作業は全てカバーを下にした状態で丁寧に行います。最初にカバーにマスキングを行う意味はここで大きく生きてきます。これらの作業を行うことでパラフィンはカバー内部にしっかり残るし、均等にパラフィンが入り込むことでハウリングを抑えることに役立つと考えました。

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冷えてきた状態がこんな感じ。結構ベースプレートにはパラフィンが残ったようにも見えますがダンカンのポッティングしたピックアップも割としっかりベースプレートにはパラフィンが付いていますから、あまり気にしなくていいのではないかと思います。

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しっかりピックアップが冷えたので、マスキングテープを剥がします。このときに気がついた教訓は、マスキングするのなら、ピックアップのポールピースはしっかりとカバーの下に来るまで下げることですね。ヘタにポールピースの位置が高いと、この写真のようにポールピース周辺のカバー部分にパラフィンが付着してしまいます。実はこのパラフィンをキレイに取るのに結構時間がかかるんです・・。

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ウェスを使ってキレイにカバーの外に付いたパラフィンを取り除いて完成です。

さて、またギターに取り付けて音が出るか確認してみますね。今度は大丈夫だと思うんですが・・・(笑)。


<追 記>
チェックしましたところ、今回はショート等のトラブルもなくきちんと音が出ました。ホッ。

ギターにも取り付けて、弦を張って早速サウンドチェック。うん、T-TOP、59ほどではないにしろ、ローパワーでシャキシャキサウンドです。クリーンで鳴らしますと、やはりフロントのJAZZとのバランスがむつかしいですね。もちろんT-TOPそのもののサウンドは悪くないのですが、JAZZとのバランスを考えますと、やはりカスタムカスタムくらいパワーがあって少し太いサウンドがするピックアップのほうが扱いやすいですね。

まあしばらくはリアをT-TOPにして弾き込んで調整をしていきたいと思っています。私のギターキャリアの原点でもあるT-TOPのピックアップ、それも買った時と同じカバー付き。トーンはカスタムカスタムをトーンバランスを変えないでパワーダウンさせたような感じですね。

ハウリングもなくなって(たぶん)、きっとライブでも扱いやすいものになったはず。またいい音が鳴ってくれるように調整を行い、弾き方もT-TOPにうまく合わせていきたいと思っています。


<再追記>
また一日経って鳴らしてみました。

今日はとてもセクシーなサウンドを鳴らしてくれましたね。やっぱりローパワーのピックアップはトーンがニュアンス豊かでセクシーですね。昨日よりいい音に思えたのは、きっと一日経ってピックアップがギターのボディと馴染んでエイジングが進み、ポールピースの磁力の方向も弦にうまく向かうようになったから・・、なんてことなど絶対なく(笑)、耳がこのピックアップのサウンドに慣れて、ピッキングなどもいい音を出せるように手が調整するようになったからでしょう。

今日は試しにライブで鳴らす程度の音量くらいまで上げてアンプの近くでのハウリングチェックを行いましたが、自宅で試した限りにおいてはフィードバックはすぐに起こりますがハウリングは全くナシ。これが実際のライブハウスなどでもこの通りでしたらポッティングを行った価値は高いですね。

ハウリングを起こすせいでギターからいったん外してしまったT-TOPでしたが、こうやってハウリングを起こさなくなったおかげで再び心置きなく使えるようになったのは嬉しいです。

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