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先般のライブで、カバーを付けたダンカンのカスタムカスタムが結構ハウったことでピックアップのポッティングの必要性を強く感じておりましたが、本日作業を敢行いたしました。今回ポッティングを行ったのは、カバーを付けたダンカンの59Bとベースプレートを交換したギブソンのT-TOPです。

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当初はT-TOPのポッティングすることに抵抗があってしないでおこうと思っていたのですが、よくよく考えてみれば、ものは使ってこそ意味があるのであって、いくら良いと思えるものを持っていても実際に使えなければなんの意味もありません。なのでT-TOPのオリジナルの状態などにこだわる意味が自分でもわからなくなってきました(笑)。

ベースプレートだって既に交換してるわけだし、パラフィンなんかあとで取ろうと思えば簡単に取れるわけですから、T-TOPをパラフィン漬けしない理由が自分で思いつかなくなってしまいました(笑)。かれこれ40年近く使ってきたT-TOPをこれからも思う存分大きな音でも鳴らせるのなら、ポッティングするのがベストということになりますもんね。

たぶん私であれば高いトムホームズのピックアップを買っても、それがハウるのであれば自分でポッティングしちゃうでしょうね(笑)。だってライブでピーピー鳴るのは本当に鬱陶しいし、ライブやスタジオで使えないものを持ってたってしかたないですからね。ホンモノのオールドPAFならポッティングしないかも知れませんが、それはあくまで骨董品のコレクションとして所有するからであって、普段使いのピックアップなら使いやすい状態にするのは私にとって当然。私の今までのギターライフそのままですね(笑)。

それはさておき、まず準備としてパラフィンから取り出したときにポールピースの穴からパラフィンが流れ出るのを防ぐためと、ポッティングのあとでパラフィンを拭き取るのが面倒くさそうだったので、カバーにはマスキングを行っておきます。

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ポッティングを行うためのパラフィンはアマゾンで500g送料込みで800円くらいのものを買いました。方法は、耐熱のタッパーウェアにパラフィンを入れて、それを湯煎しながらポッティングしました。タッパーは300円くらいだったので、ポッティングの費用は1千円程度です。ピックアップを一つポッティングするだけなら、パラフィンは300~400g程度あれば十分です。

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こんな感じにパラフィンを湯煎していきます。

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なかなか溶けません・・・。

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だいぶ溶けてきました・・。

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ようやく全部溶けました。ここまでで湯煎にかかった時間は30分以上でしょうか。加熱しすぎないようにのんびりとやりましたので、時間がかかったのはしかたありませんね。ちなみにパラフィンの融点は58度くらいです。

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まず最初はダンカンの59から。カバーを下にしてポチョンとパラフィンに漬けます。まるでピックアップがお風呂に入っているような感じです(笑)。

7-8分ほどパラフィンに漬けたあとカバーを下にしたままの状態で取り出し、少し冷やします。続けてT-TOPをポチョンと。

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こちらも7-8分ほどパラフィンに漬けます。少し揺らしてピックアップの空気を外に逃がしてやります。T-TOPを同じように取り出して、続けて59を2度目のパラフィン漬けにします。そうやってそれぞれのピックアップを2回ずつパラフィン漬けしました。一回目のパラフィン漬けからあまり時間が経ちますとパラフィンが冷えて完全に固まってしまいますので、冷え切らないうちに2回目を行う方が個人的には良いと思います。冷え切ってしまいますと、ピックアップについたパラフィンが溶けるのに時間がかかってしまいますからね。

パラフィン漬けしますと、結構ピックアップが冷めるまで時間がかかるものです。パラフィンから取り出して10分程度以上経って、手で触っても熱さを感じなくなってくれば中のパラフィンも固まっていますので大丈夫だと思います。

そしてマスキングテープを剥がして、少し残ってしまったパラフィンをキレイに拭き取って完成。

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当然ですが、見た目はなにも変わってないです(笑)。重さはパラフィンがピックアップの中に入った分、気持ち重くなっていますね。残ったパラフィンはタッパーに入れたまま、次回のポッティングを行うときのために保存しておきます。

今回T-TOPをポッティングしたので、ギターのピックアップはT-TOPにしようと思っています。今ギターについているカスタムカスタムもいずれポッティングしないといけないので、そのためにはギターからカスタムカスタムを取り外さないといけません。その作業をするのなら、T-TOPを取り付けておけばいいんじゃないかと思ったわけです。

正直リアピックアップは、59でもT-TOPでもカスタムカスタムでも、どれでもいいと思っています。どれもいい音が出ますし、それぞれに一長一短あります。70年代レスポールのサウンドが好きでもあり、個人的な思い入れもあるので、T-TOPを今回は取り付けます。

・・と言うことで、今回はピックアップのポッティング作業の様子などを。やってみれば実に簡単な作業です。難しいことなど何一つありませんでした。取り付けてみて音が鳴らなかったら大笑いですが、それも大丈夫だと思います。エディ・ヴァン・ヘイレンは昔のインタビューで、自分でポッティングした際にしばしばピックアップを熱しすぎて変形させてしまった、特にディマジオは熱に弱い、と語っていましたが、きっと彼は直火でパラフィンを溶かし、そこにピックアップを漬けたからそうなっちゃったんでしょうね。パラフィンを湯煎で溶かせば温度が上がりすぎることもないので大丈夫です。

またギターに取り付けて音が出るかどうか確認しておきます。

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