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お恥ずかしいことですが、最近になって私はローステッドメイプルネック、なるネックがあることを知りました。どこでそれを知ったのかと言えば、ミュージックマンが作っているスティーヴ・ルカサーのモデル、LUKE 3の広告をネットで見ているときでした。

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このLUKE3、ギターのスタイルとしては私が今一番好きなスタイルなんです。ストラトスタイルで、カバードの2ハムバッカー、1ボリューム、1トーン。しかもミュージックマンのちっちゃなヘッド。いいですね。

なんかそういえば以前に日本のギター工房も熱加工した材を使ってギターを作っている、というのをずいぶん前に読んだことがありましたので、もしかするとそこもローステッドメイプルネックを使っているのかも知れませんね。

で、調べてみますと、ロースト(加熱)加工することによって、木から水分を完全に飛ばしてしまい、その後も水分の吸収や排出をすることがないので非常に安定して、反りにくくなるのだとか。当然木も軽くなるし、鳴りも良くなるし、塗装も不要なのだとか(←実はこれ重要)

サドウスキーのローステッドメイプルネック説明

いいですね、ローステッドメイプルネック。でもこのアイデア、実はもう40年近く前に私が読んだ本に書いてあった加工法なのです(笑)。それは法隆寺の修復を行った宮大工である西岡常一さんが書かれた「法隆寺を支えた木」という本の中にストラディヴァリなどのバイオリンの名器の木に関する項目があって、その木を研究している過程で200年ほど経った木材は最も強度的には強くなり、楽器に適した状態になることがわかったのだとか。そしてその後木材は緩やかに強度が落ちていくのだそう。

で、その200年経過した木を見ると、実はこたつの中の木材と同じ状態であることに気がついたのだとか。つまり新しい木であっても加熱することで人工的に200年経った木材を作り出すことができる、ということだったのです。でも、私が知っている限りではその当時も、そしてその後も加熱加工した人工的古材を使って楽器を作っている話は聞いたことがありませんでした。

そこへ来てのローステッドメイプルネックなのです。最初このネック材の存在を知ったときには「へー、そんなことができるのか!」と驚いたのですが、先ほどの西岡さんの本で読んだことがあることを思い出して「ああ、あのときの人工古材製作の実現がようやくできるようになったわけか!」と別の意味で驚いたわけです。

面白そうですね、ローステッドメイプルネック。ものすごく私も興味があります。

水分が飛んで、余分な成分も抜けることによって軽くなるのがギターのバランス的にいいですし、鳴りがいいのも弾いていて気持ちいいでしょうし、そして塗装をしなくていいのがなんかいいですよね。木そのものの感触を感じながらギターを弾けるのはなんとも気持ちがいいですからね。あ、ちなみに、この塗装しなくてもいい、という長所については、私がネックをオーダーしているウォーモスのサイトに書いてあった内容です。

で、次にネックを作る時はもう絶対にローステッドメイプルネックにしようと思っています。ウォーモスで私のほしいネックをローステッドメイプルネックで作ってみると300ドルちょっと。今のレートなら4万円弱くらいでしょうか。まあこれくらいならフレット打ち替えとかする費用とそれほど変わりませんからそれほど高いわけでもありません。

よし!次なるギター改造の大きな目標は来年あたりのネック交換かな?(笑) まあまだまだ今のネックのステンレスフレットも山が残ってますし、弾きやすい状態を維持してますから慌てる必要はありませんが、次回ネックを交換する必要が出てきましたらこのローステッドメイプルネックをいっときます。

あ、もし円がメチャクチャ上がることがあればそのタイミングで買っちゃうかも(笑)。そういえば前にウォーモスでネックを作ったときも円が高いときだったからものすごく安く買えたような気がする・・。

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