最近ネットを見ていますと、しばしばこのペダルの画像を目にします。それはBOSSのAngry Driver JB-2です。

jb-2_angle_gal.jpg
デザインとしては今までのBOSSにはあまりないカラーリングで、さわやかな色合いで洒落ています。でもペダルの名前が「Angry Driver」なので、なんか激しくオーバードライブしそうなイメージがありました(笑)。なので勝手に「これはヘビメタ、デスメタ用の激しく歪んでローエンドの重いペダル」と思い込んでいました(笑)。

BOSSのプロモーションビデオ。


私がよく見るペダルレビューをしてくれる方のレビュー動画。


これらの動画を見ていて、単純に私がペダルのネーミングから誤解をしていたことが容易にわかりました(笑)。どうやらJHSの「Angry Charlie」というペダルとBOSSの「Blues Driver」をいいとこどりして合体させたペダルなので「Angry Driver」というネーミングになったみたいですね(笑)。

この動画を見ていますと、まあなかなかにいい感じで、最近のブティックペダルのようなサウンドがしています。これで普通にロックまでのサウンドくらいならこれ一台で歪み系のサウンドは作れるのではないでしょうか。・・・と、思いながらふんふんとみていたわけですが、2番目のビデオの4:18から始まる「J→B」モードのサウンドを聴いてブッ飛びました。

これは凄いサウンドですね。要するにJHSのペダルをブースターにしてBlues Driverをドライブさせる、というモードです。このサウンドは十分ハードロックでも使えますね。すごい音の太さと迫力です。この音を聴いてノックアウトしましたね。

ちょうどいまの私は、いろんなライブハウスに出る際に、メインイン端子(リターン端子)のないアンプを使わざるを得ない場合のサウンドメイクをあれこれ考えていたところだったのです。よくあるのがフェンダーのツインリバーブとか、そんなアンプだけしかないような場合ですね。

リターン端子があるアンプであれば、今のサウンドシステムなら100点満点のサウンドが出せるのですが、リターン端子がなければ途端にダメになってしまいます。なので100点はムリでも80点から90点程度の音が出せるように、普通にアンプのインプットにケーブルを挿してもよい歪みサウンドが出るような歪みペダル単体を探していたのです。

昨日もギターアンプ本体のインプットにペダルボードをつないでプリアンプを使わず禅駆動だけを使ってサウンドを作っていたところでした。コードを弾いたときのトーンは70年代ハードロックくらいまでは全然問題なくいけるのですが、やはりソロになると音が細くてサスティンもなく、途端にジミーペイジみたいなしょぼい音になります・・。

まあワンステージくらいそれでごまかしながら弾いても弾けない程度の音なのですが、できればもうちょっと何とかしたいと思っていたところでした。そこに来てのこのペダル。単体でこれだけのサウンドが出せるのはとても魅力的ですね。

でもこのペダルのサウンドを聴いて、だったら私のボードにももう一台オーバードライブを禅駆動の前につないで禅駆動をブーストさせればどうなるんだろう?と思い立ってテストしてみました。ブースターに使ったのはJOYOのヴィンテージオーバードライブとランドグラフのDOD。この写真のようにボードの前につないでテストしてます。

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ああ、意外といけますねぇ(笑)。もちろんプリアンプを使う時と比べると音圧とか、ローの厚みとかは落ちるかもしれないんですけれども、自分自身でギターを弾いていて「これはダメ」と感じるところはなかったですね。ソロのサウンドも気持ちよいトーンでしたし、ライブハウスのアンプによって緊急避難的に対処するのであれば、予備にオーバードライブを一つ持って行っておけば大丈夫そうですね(笑)。

サウンド全体としてはランドグラフのほうが太くていいサウンドですが、フロントピックアップにして4-6弦の12フレット以上を弾くと音がなぜか消えます。消えるというか音量がスッと落ちてしまいます。JOYOのほうが音は細いんですが、どのポジションでも音が引っ込むことはありません。普通サイズのペダルを持ち歩くのも面倒ですからミニペダルを禅駆動のブースト用に一つ買って用意しておけばよさそうですね。

で、話を戻せば、オーバードライブを二つ使うよりこのBOSSのJB-2を一つ使うほうが何かと便利だし使い勝手もいいでしょうね。こういう「アンプライク」な歪み系ペダルが増えてくれるとロック系ギタリストの悩みがまた一つ減りますね。どんどんいい機材が世に出てきて本当に嬉しい限りです。

以前の歪み系ペダルといえば、ギターのクリーンサウンドのトーンバランスを大きく損ねるものがほとんどで、それが歪みペダル単体で使う際の大きな悩みでした。でも最近はギターの原音をそれほど損ねないで、それこそまるで「アンプのように」歪みを作ってくれるペダルが増えてきました。

おかげで歪みペダルをまるでアンプのドライブチャンネルのように使うことができるので、音作りや、ライブ・スタジオでの操作性が楽になります。こういうペダルやマルチエフェクタ、プリアンプで音を作るケースがが増えると、ギターアンプは本当に「単に音を増幅させるだけの装置」として使うニーズが高まってくるかもしれないですね。

こういう機材を使えばどこでも同じ音を手軽に出すことができるので、スタジオやライブハウスに置いてあるアンプに応じて私たちアマチュアでも手軽に自分の音を出すことができるようになりますね。ありがたいことです。

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