先日シンクロ付きのストラトを改造した際に、リアピックアップとしてセイモアダンカンのカスタム・カスタム SH-11を取り付けたわけですが、数日弾いていて気がついたことがあります。

SH-5
確かに音のレンジが広くて偏っておらず、サスティンも十分あって気持ちよいのですが、数日鳴らしていますと正直飽きてしまいました(笑)。なんというか、どう弾いても同じトーンしか鳴らないのです(笑)。ニュアンスに乏しいというか、とにかく悪い意味で安定して同じ音(笑)。

59のように微妙なタッチを表情豊かに音にしてくれるようなピックアップではないので、弾いていてなんとなくつまんないんです(笑)。以前に使っていたときはあまり気にならなかったのですが、今回はカスタム・カスタムの無表情さがものすごく気になりますねぇ。

まあ家で小さい音で弾いているだけですので、バンドで鳴らしたときの音の通りとか、トーンはまだわからないのでなんとも言えない部分は確かにあります。でも、小さい音で弾いているだけでも最近よく弾いていた59の音とあまりに違うものですからだんだん耐えられなくなってきて、とうとうこんな風に換えちゃいました(笑)。

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ついに、と言うか、とうとう、というか、フロント、リアともにカバードのハムバッカーにしちゃいました。リアピックアップはもちろん、カバーを付けた59です。普通にカバー無しの59を買ってきて、そこに純正のセイモアダンカンのニッケルカバーを取り付けました。

ルックス、渋いですねぇ。なんかオープンのハムバッキングが載っているギターと比べてなんとなく「大人」という感じがしますね(笑)。で、サウンドは・・・?

いや、もう最高ですよ、最高!フロントのアンティクイティとの組み合わせの良さもあるんでしょうけれども、とにかく「いい音」ですね。カバーを付けたおかげで多少ハイのキンキンさが落ち着いたのでしょうか、気分的なものかもしれませんけれども、とにかく「いい音」。

多分、私が今までこのシンクロ付きストラトで鳴らした中で一番いい音のように思いましたね。適度にマイルドで、かといってミッドにトーンが寄っているわけでもなく、ハイもローも自分が欲しい音はしっかり出てくれます。そしてカスタムカスタムでゲンナリしてしまったトーンののっぺりさや抑揚のなさは微塵もなく、59ならではの表情豊かな音がなってくれます。

こうやってカバードのピックアップを乗せたギターを弾いていますと、なんとなくスタジオミュージシャンの方たちがカバードのPAFタイプハムバッカーを載せたギターをよく使っている理由がわかったような気がします。オープンと比べてトーンのコントロールがしやすいし、適度に落ち着いているし、ピックアップにパワーがなくてトーンのレンジが広いのでピッキングやエフェクターの具合によってサウンドにニュアンスを付けやすく、そのためどんなジャンルの音楽にも対応しやすい・・・。

今私がバンドで演奏しているハードロックでも全然問題ありません。むしろこれ以上のパワーを持ったピックアップになると、音がのっぺりと平坦に、そして派手になりすぎるので、個人的には弾いていてイマイチ楽しくなくなってきます。

なるほどなぁ、カバー付きのハムバッキングの組み合わせ、なかなか味があっていいじゃないですか。昔はカスタムカスタムの無機質な音もそれなりに好きだったんですけれども、今の私のサウンドシステムで鳴らしていますと、とても面白みに欠けるトーンになってしまいます。

確かにローパワーのピックアップだとアラが出やすいのだろうと思います。でもそれは逆に言えばそれだけ弾いている人のニュアンスをそのまま伝えてくれるということですから、弾いていてとても楽しいものです。カスタム・カスタムはタッチセンスのないシンセサイザーを弾いているような感じで、誰が弾いても同じ音、どんなタッチで弾いてもほとんど変わらない音がしますね。

それはそれで生きる場面というのがあると思いますが、今の私はそういう音はあまり好みじゃないですね。ディマジオのピックアップをどうしても好きになれないのもそのあたりに理由がありますし、できればもっとピッキングのタッチとかニュアンスをできる限りアンプから出してくれるピックアップがいいですね。

いや、なかなかいい発見をしました。実はほんの実験程度の気持ちでリアにカバーを付けた59を載せたんですよね。「ま、どうせ最終的にはフロントのアンティクイティのカバーを外してフロント・リアともにオープンのハムバッカーにするんだから、一度くらい試しにカバードのハムバッキングを両方つけてみてサウンドチェックしてみようか」くらいな感覚だったんです。

ところがどっこい、カバーを付けた59がいい感じに鳴ってくれること。そしてフロントのアンティクイティとのバランスがとてもいい感じにも感心しました。このギターは当面これで行きましょう。軽く弾いている限りでは私が望んでいたトーンを出してくれますし、サウンド面・ルックス面ではまったく問題ありません。

なんとなく松原正樹や今剛にでもなった気分で(腕は恥ずかしい限りですが・・)カバー付きのハムバッキングが二つ付いたHHスタイルのシンクロ付きストラトを使ってみましょう!

いやいや、なかなか弾いててワクワクします。こういう楽しい気分でギターを弾けるのはうれしいですね。

ただ、まじまじとギターを見ていて、一つだけイマイチな点が。それはリアの59にはまっさらのカバーを付けてピカピカなんですが、そうするとフロントに付いているアンティクイティのカバーのレリック加工が妙に古臭く見えて仕方ない・・(笑)。

いや、もちろんアンティクイティはそのレリック加工が大きな売りなんですが、前にも書きましたかね、私自身はレリック加工というのが「所詮パチもん」という感覚もあってあんまり好きじゃない、というか興味ないんです。本当は古くもなんともないのに、わざと汚くして古臭そうにしているのなんて、まずその考え方・目的からして不純だしダサい(笑)。

実際このギターにはリアにつけている新品のカバー付きのハムバッカーのほうがずっとかっこよく見えます。うーん、まあ、それほど大したことでもないし、気にしないでおくかぁ、どうせ新しい方も1-2年も経てば汚く錆びてくるだろうし。

しかし、レリック加工っていうのは所詮本物じゃないだけに、ダサいよなぁ(笑)。だってお宝鑑定団とかだったら「ああ~、これはよくある偽物ですねぇ。土の中に埋めて一年ぐらいして掘り出して古そうに見せている手の込んだ偽物ですよ」って言われる焼き物のような代物ですからね(笑)。

なんかこうなってくると、カバード付きのPAFタイプのピックアップを試したくなってきた・・(笑)。いや、いかんいかん、それはムダ遣いの元、ダンカン59が一番コストパフォーマンスがいいですので、満足しておきましょう(笑)。まあもし他のピックアップを試したとしても、たぶん違いはほとんど感じないでしょうね、きっと。

いや、やりませんよ、本当に(笑)。

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