PAさんに文句言うな!

2017/03/06 Mon 22:08

ライブをいろんな場所でやっていますと、いろんなステージがあり、モニターがあり、外音があります。もちろんPAさんもいろいろなタイプの方がおられます。

で、ライブでのリハをいろいろ見ていると「あの音を上げて、あの音をもっと下げて、これはこうして」とPAさんに注文つけまくっている人がいますよね。そして本番で自分たちの思い通りの音になってないと感じたり、ステージでのモニターの聞こえ方が悪いとすぐに「ここのPAは下手くそで話にならない。ライブがメチャクチャになった」と文句を言う人がいますよね。

desk-55059_960_720.jpg

また本番のステージのモニターの聞こえ具合が悪いからといってアンプの音量をどんどん上げていくようなギタリストもいますよね。でも、正直言ってPAさんにあれこれ細かく注文をつけたり、文句を言ったり、勝手にステージの音量を変えるのってどうなんでしょうねぇ?

一流のプロミュージシャンであればまだしも、普通にその辺でライブをやっているだけのアマチュアバンドならごちゃごちゃPAさんに文句言うな!っていうのが私の個人的な考え方ですね。はっきり言ってしまえば、客席に聞こえる音が悪かったり、ステージ上でのモニターが聞こえにくいから演奏しにくいと文句を言うなんて、そりゃ演奏してるあなたたちがヘタだからですよ(笑)。理由はそれだけ。

だってアマチュアのライブハウスでの出演なんかいくつもいろんなバンドと一緒に出演するし、音楽のジャンルもバラバラのことも少なくありません。そんなアマチュアのライブなんかで、そりゃあいくらPAさんが一生懸命やってくれたとしてもバンド専属のPAさんでも何でもないんですから、リハでいくらいろんな注文をつけたって本番でリハ通りの完璧なモニターが返ってきたりすることを期待する方がどうかしてますよ。PAさんだって、ほんの数十分しか演奏しないアマチュアバンドにそんな細かいこといちいち覚えてられないし、完璧になんてできませんよ。

本番はもちろんのこと、リハでステージ上のモニターの音量やバランスが悪かったとしても私は一切文句を言いません。というか、私の経験上そんなことをいちいち言ってもしかたないので言わないことにしています。リハでしっかり聞こえていた自分の音が本番で全然モニターから聞こえなかったとしても、そんなの全然気にしないでいつもの音量でドラムを叩きます。

よく「モニターがよく聞こえないからステージの上でどうしても力を入れて叩きすぎて音が変わってしまうし疲れるから、PAさんが下手なライブハウスはイヤ」というドラマーがいます。でもそんなの完璧なモニターをアマチュアのライブで期待してる方が端から間違ってると思っていますので、私ならほかのバンドの音が聞こえようが聞こえまいが、自分の音が聞こえようが聞こえまいが、全く気にしないで叩きます。

ギターであったとしても同じです。本番で自分の音が聞こえにくいからといってリハの時よりアンプの音を上げるなんて最悪。そうやって何度もステージ上での音量を上げる人がいますが、同じバンドにそんな人がいれば「やめてくれ!」って言いますね(笑)。そんなことしたらステージ上も客席側も音のバランスがメチャクチャになっちゃいます。

たとえ自分の音が少々聞こえにくくても、そんなの気にしないですむくらいのレベルに練習してきてからステージに上がれ、と言いたいですね(笑)。そんなことでいちいち文句言ってたらアマチュアバンドなんかステージに立てませんよ(笑)。

PAさんだってよほどしょぼいライブハウスのしょぼい人でなければ、その人の技量の範囲でベストなサウンドを客席側に出そうとしているんですよ。それなのにリハと本番でドラムのたたき方やアンプの音量を勝手に変えられたんじゃあ、そりゃPAさんだっていい音を出せませんよ。

基本的にはPAさんがいるライブハウスならPAさんにすべてお任せですよ。モニターの音も別に自分の音が聞こえようが聞こえまいが、リハであれこれ注文することもしませんね。別にプロでも何でもないんですから、完璧な演奏環境など最初から期待せず我々はその時々のステージの状況に応じてベストな演奏ができるようにするだけですよ。

だから普段からそういう環境でも気にせず演奏できるような練習はしておかなきゃいけませんね。「この音でこの音量でないと俺は絶対にイヤ!」なんてことにこだわらず、どんなバランスの悪い状況であったとしても自分の最低限の演奏はできるような訓練と度胸は必要ですよね(笑)。だってドラムなんかだと、すごいライブハウスに行ったらエレドラしかないとか、バスドラムの代わりにフロアタムが寝かせてあったり、普段はツータムを並べて練習してるのに本番ではワンタムでライドの位置も普段と全然違う場所に置いてあったりすることがザラですからね(笑)。

そんな状況なのに「俺はいつもと違う状況では満足な演奏ができない!最低だ!」と文句を言ってもしかたないんですよね。ワンタムのセットなら、ワンタムのセットに合わせて叩けばいいだけのことなんです。いつも叩いているフレーズが思い通りに叩けなくても、そんなのアレンジしてテキトーに叩きゃいいんですよ。だって別に私の演奏なんてお客さんの誰も大して気にしないで見てるんですから(笑)。普段と違ったって誰も気がつきませんよ。

そう、我々アマチュアはいろんなライブハウスに行けば楽器そのものからして全然自分の好みじゃない状況でやらなきゃいけないことだってあるんですから、PAさんにいちいち文句を言うなんてほんとにバカバカしい話です。そんなの自分の力量の範囲でなんとかしろよ、と言いたいところ。

アマチュアなんだからステージに立たせてもらえるだけでも感謝して、そして与えられた舞台でできる限りの演奏ができるように頑張ればいいんですよ。というか、その程度の臨機応変な調整能力もないようならまだステージに立つレベルじゃないんじゃないかと思いますね・・(笑)。

長いそれなりの期間いろんなライブハウスに出ていますと、なんかそんな達観したような心境になってきましたね(笑)。音や演奏が悪いのはPAさんが悪いからじゃなくて、自分たちがヘタだから。それだけですよ。どんな演奏環境でもそれなりの音を出して、それなりに演奏をまとめること、そういうことをやっていくようにしなけりゃいけないと思いますね。そうしなきゃ自分自身もバンドも上手くなりませんよ。

関連記事
バンド活動