昔のツェッペリンのビデオ

2010/01/10 Sun 23:16

 前回のディープ・パープルに続いて、今回はレッド・ツェッペリンなど。

 これらの二つのバンドを比べると、ツェッペリンの方が日本以外の国では多分圧倒的に人気がありますよね。これは多分日本人にはパープルのようにわかりやすい音楽の方が受けたからでしょうね。ツェッペリンは演奏も歌もかなりアバウトだし、アメリカ人の気質にはあのアバウトさが受けたと思いますが、日本では「訳分からん音楽」って感じだったんじゃないでしょうか。

 ツェッペリンのライブ映像については10年ほど前にDVDとして発売されました。これは結構私のお気に入りですが、映像を見ていてもやっぱりツェッペリンはツェッペリンのステージなので、ツェッペリンファン以外にはあまりお薦めできません。

 全体的な印象としては、やはりジミーはギターが下手すぎ(笑)。ちょっとプロとして容認できないレベルなんじゃないでしょうか。まああの頃はこれでも許されたのでしょうが、今だったら絶対許されませんよね。

 それからロバートはかっこいいですね。歌はもちろん、ルックスがカッコ良すぎます。これぞロックミュージシャンという華麗な出で立ちで、ツェッペリンの人気を不動にするためにはなくてはならなかったものですね。

 続いてボンゾ。これは私の好きなドラマーの一人で、今映像を見てもかっこいいフレーズを叩くし、どうやって叩いているのかよくわかんないのがいっぱいあります。ただ、昔のレコードなどでも気になっていたことですが、ライブを見るとやはり彼のリズムキープの悪さは目立ちますね。同時代のイアン・ペイスと比較するとあまりにキープが悪すぎますね。特に初期のライブでのボンゾのキープ力はアマチュアレベルでもあり、素晴らしいテクニックとフレーズがあるだけに残念です。

 ベースのジョンはレコードでは渋いプレイを聞かせてくれますが、ライブではよくわかりません。なぜならボンゾとジミーがライブではめちゃくちゃなので、ジョンが一生懸命彼らに合わせて締めようとしているんですがイマイチ締め切れていないので彼の良さがよく分からないのです。

 確かにライブでは何かに取り憑かれたような勢いがあり、観客を惹きつける魅力を持ったバンドですが、ジミーの長くて無意味なギターソロや、ロバートとの掛け合い、いまいちリズムが決まらずにダサイ感じのブルースナンバーなど、冷静に見ると「これのどこがいいの?」と言いたくなる気持ちは正直あります。

 伝説の4人が演奏していることを今こうやって見られることには一定の価値があるかも知れませんが、しかし「昔はよかったなぁ」と思う気持ちになれないのは、やはりディープ・パープルやツェッペリンの時代よりロックミュージシャンの演奏やパフォーマンスのレベルが上がっているからでしょう。

 それはそれとしてもう一つこの二つのバンドのビデオを見ていて気がついたことを。客席の前の方にいる連中はどう見ても当時のイギリスの中高生なんですよね。いくら日本ではカッコ良く大人ぶったイメージで雑誌などに書かれていても、現地では所詮ただのアイドルグループだったわけです。しかもその子達が本当に真面目そうなファッションなので、ステージ上のバンドの連中とのギャップがおかしくて仕方ありません。

 まあ彼らも若いうちは自分達の音楽の価値がわかっていないような子供達の前で一生懸命営業していたわけですね。なかなかほほえましいものがあります。
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