オールドダンカン59

2017/02/14 Tue 20:40

ただいまメインの白いストラトを大幅にリストア中です。先日ブログにも書きましたように、大きな改造の目的はノブを2ノブにしてピッキングの邪魔にならないようにすること。そしてセンターピックアップを外してフロントシングルタイプ、リアハムバッカーにすることで、こちらもピッキングの邪魔にならないようにすることです。そしてその上でセレクタースイッチはレスポールタイプのトグルスイッチにします。

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そして今回の改造において、サウンドの最も重要なパーツであるリアピックアップに晴れて選ばれたのは(笑)、セイモア・ダンカンのSH-1、59モデルですね。しかも新しいモデルではなくオールドダンカン59。

上の写真を見ていただいてもわかりますように、古いダンカン(30年程度前ごろ)のボビンは比較的柔らかい材質でできているからか、時間が経ちますと写真のようにボビンが波打つようになってきます。確か昔々に読んだ何かに、オールドPAFのボビンも材質の関係で時間が経つと収縮するというか、変形する、と書かれていたように記憶していますが、昔のダンカンはボビンの材質もオールドPAFと同じような材質だったのかもしれませんね。

ちなみに同時期に入手したダンカンのカスタムカスタム(フロイドがついているストラトに乗せられているもの)も同じような材質のボビンなので形が少し変形しています。これはこの頃のダンカン(それ以前のダンカンについては知りませんが)の特徴なのかもしれませんね。

本当に古いダンカンのピックアップは、ベースプレートにダンカンのロゴが刻印されていなかったはずです。で、私が持っている59やカスタムカスタムはベースプレートにダンカンのロゴが刻印されるようになった最初の頃のものだと思います。あの当時はベースプレートに刻印が入ることで「カッコ悪くなった」と思ったものです(笑)。

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古いダンカンのベースプレートはこんな感じですね。貼ってあるステッカーも実に雑です(笑)。上が59、下がカスタムカスタムです。

で、この頃の59モデルがいい音がするんです。軽やかで、シングルのようにブライトなトーンで、それでいてハムバッカーらしいまろやかさとふくよかさも持ち、分離もよい音がするんです。この写真の59は以前所有していたオールド59のサウンドの良さに気がついて、オークションで探して再び入手したものです。

新しい59モデルも持っていますが、正直全然だめです。もちろん個体差もあるのかもしれませんが、その新しい59は何の特徴もない、実に普通のハムバッカー。オールドの59とはとても同じ製品とは思えないほどサウンドに差があります。

今回ギターに取り付ける59は、実はまだ使ったことがありません(笑)。数年前に入手したのですが、ロングレッグタイプのベースプレートのため、私のギターにはそのままでは取り付けられなかったのです。本当はベースプレートをショートレッグタイプに交換して取り付けるつもりだったのですが、改造するのがめんどくさくなってしまい、そのために使われることなくずっと保管されていたのです(笑)。

しかし今回ギターを改造するにあたってピックアップのザグリを少し深く掘って、ロングレッグタイプのピックアップも取り付けられるようにしてみましたので、ようやく使えるようになったというわけです。

以前使った(というかテストした)オールドのダンカン59は本当に私にとって理想的なリアハムバッカーサウンドでした。あれをてばなしてしまってからずっと後悔していたのですが、さて、このオールドのダンカン59は果たして期待通りのサウンドを鳴らしてくれるでしょうか?ちょっと楽しみなところです。

ただ、今回のレストア作業はとても時間をかけてゆっくり行っていますので、このギターが弾ける状態になるにはまだまだ時間がかかりそうです。ゆっくりと丁寧に時間をかけて作業を行い、私の所有ギター史上最高のサウンドが出るようなギターに仕上げていきたいと思っています。最大の難所はフロントピックアップの取り付け穴を開ける作業です(笑)。

でも、世の中ではオールドダンカンが過小評価されていると思いますね。今はまだ「ただ古いだけのセイモアダンカン」という扱いしか受けていませんが、サウンドは実によいと思います。オールドPAFがあれほどまでにもてはやされるのであれば、オールドダンカンも同じくらいその価値が高く評価されるべきだと思いますねぇ。

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