ネットなどでいろんな情報を見ていますと、ギター内部のピックアップの配線などについて「半田付けが重要。これで音が変る」とおっしゃるケースが少なくないですよね。確かに半田付けが悪いと音が悪くなる可能性はあるとは思いますけど、そこまで神経質にこだわる必要がある話なのかな?と思ったりしますね。

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だってですよ、考えてもみてください、ギターにはそもそもケーブルを接続するジャックがあるし、ピックアップを切り替えるセレクタースイッチだってあるじゃないですか。ジャックやスイッチの内部なんて半田付けしませんよ、お互いの接触している金属部分がほとんど点で当たっているだけ。それで「大事な大事な」ギターの音をアンプやエフェクターに送ってるんです。「丁寧な半田づけ」もクソも関係ありません、だってギターの音なんて所詮「点」で接触した部分を通って出てるんですから(笑)。

で、さらにいえば、その先にそのジャックがいくつあると思います?エフェクターを通せばエフェクターの数×2ありますし、アンプにもジャックはあります。そんな状態でギターのサウンドってアンプから鳴っているのに、ギターの中の半田やケーブルに細かくこだわったってほとんど意味なんてないですよ(笑)。

そして私の好きなエディーも「ピックアップケーブルは音をよくするために短くする」といっていますけど、これもよく考えればおかしな話。例えギターの中でピックアップのケーブルを5センチ短く配線したといっても、そのあとで10メートルのシールドを接続してエフェクターやアンプまでつなぐのなら、その10メートルのケーブルを5メートルにする方が遙かに音質がよくなると思いません?(笑) 

だってシールドケーブルなんて所詮ピックアップの配線の延長だし、シールドケーブルの前にバッファーやプリアンプをカマしてインピーダンス変換を行ったわけでもないのなら、シールドが長くなればなるほど音が悪くなるのはご承知の通り。そりゃ、本当にギターの音質低減防止を考えるのであれば、EMGみたいにピックアップのすぐ後ろにプリアンプやバッファーアンプを持ってきてギターの中に取り付けるのが一番ですよ。だってそうすればギターから出た信号はローインピーダンスになってノイズに強くなってる訳ですからね。

そう考えてみればギター内部からアンプまでの間で音質の劣化や変質があることももはやエレキギターの味の一つと言えるわけであって、ギターの内部での配線の長さやケーブルの質、そして半田付けなんかにあまり神経質に気を遣いすぎたって意味ないんです。今の時代なんですからピックアップとセレクタースイッチなんてコネクターやターミナルを使って接続しちゃえばいいんですよね。そうすればピックアップを交換するときだってラクだし。もちろん昔はピックアップを交換するなんて想定しないでギターを作っていたのですべてのパーツが半田付けされていたのだと思いますけれども。

半田付けかコネクターかなんて音に影響しないのですから、ギター製作の品質向上と効率化を考えても内部の電気配線なんてターミナルやコネクターを使って配線すればいいと思いますねぇ。そうすればどれほどギターを作るのが簡単になり、そしてピックアップ交換が楽になることか。端子を取り付けたピックアップを用意しておけば、気が向いたときに簡単に付け替えることができますよ。めんどくさい半田作業なんて無用。

そうだなぁ、これから行うギターのピックガード交換作業を行う際には中にコネクターを使って配線しようかなぁ。そうすればサウンドの違ういくつかピックガードを用意しておけば、違う音を出したくなったらピックガードごと取り替えて簡単にキャラクターチェンジできるもんねぇ。

・・ちょっとその方向で考えてみよう(笑)。

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