エフェクターを探すついでにたまたま見かけたのが、ラウドネスの高崎晃が昔使っていたランダムスターの完全レプリカギター。この宣伝を読んでいて長年の私の謎が解けました。

伝説の赤ランダム完全復刻!

imgrc0066604479.jpg
もう30年以上前になりますね。高崎晃がこのギターを使っていて結構人気ありましたよね。そしてこのギターに取り付けられているトレモロユニット、フリッカーもそれなりに話題になりました。でもメチャクチャ高かった・・。

当時のESPの宣伝では、高崎晃が「実際に使っている」と言われたトレモロ側のロックサドルはESPのオリジナル製品といわれ、フロイドローズがそれほど世に広がってなかった中、私もそのサドル単体を買い求めましたよ。結構なお値段がしたと思います。

しかし、これがとんでもないパチモノ。フロイドローズが当たり前になって以降の時代であれば誰でもすぐにわかることなんですが、こういう弦をロックしてチューニングを固定するユニットって、弦をロックしたときに弦の跡が付かないように相当硬質に、そして丈夫に作る必要があるんですよね。だから日本刀を作るような浸炭焼き入れ加工(確かそんな名前)を行ってものすごく堅い鋼にするんです。

ところが、30年前に「高崎晃使用のフリッカー用ロックサドル」といわれて発売されていた代物は、なんと、タダのダイキャスト製。当然ですが、そんな弱くて柔らかい材質で作られたロックサドルに弦を挟み込んでロックなんかしたら、サドルに弦の跡が付きまくってやがて弦をロックすることができなくなります。そしてそれでもロックをしようとねじを締め付けると最後はサドルが割れて崩壊します(笑)。

しかも意味不明なバネが付いていたりして、全く使い方がわからない代物。参考までにネットで写真を見つけてきたので挙げておきます。ばらされているサドルは私が騙されて買ったものと全く同じモノです。そしてサドルに取り付けられているモノはサドルの仕様が一部違いますが、「こんな感じに使用するもの」ということのようです。

ダウンロード (2)

ダウンロード (3)

これね、実際に使ってみますとバネの力と弦の張力でサドルがトレモロユニットに押さえつけられているだけなので、弦をのエンドをフロイドローズと同様に切ってロックしますと、アームを使うとサドルが浮くんですよ、サドルをユニットに固定しきれなくて(笑)。そして、じゃあ弦が浮かないように普通にトレモロユニットの裏から弦を通して張ると、当然ですが今度は弦がロックできません(笑)。もう冗談みたいな代物。「いったいどうやって高崎晃はこのユニットを使っているんだ?」と謎だらけでしたよ。

そして30年の月日が過ぎ、今回の高崎晃レプリカモデルの説明書きを読んでてやっと解決しましたよ。なんだよ、結局はフロイドローズのサドルを加工して取り付けてたんですってよ(笑)。特許権とか意匠権の侵害にならなかったの?当時。むちゃくちゃなことをしますね、ESPは。しかも全くパチものと言えるくらいの別物の粗悪品を「高崎晃使用」と謳って何も知らないギターキッズに売りつけるわけですからね。こんなの今の時代なら詐欺ですよ。いや、昔でも詐欺です。30年間の金利をつけて当時支払ったカネを返して欲しいくらい(笑)。

確かピックアップもESPオリジナルのものと当時は宣伝していましたよね?LH-ナントカ、とかいって。でもレプリカモデルにはセイモアダンカンが載っていますから、当時も実際はセイモアダンカン製だったんでしょ?ウソばっかりですね。そんなウソついてまで金儲けしたかったの?

30年経ってようやく明らかになる当時のESPのウソですね。もうビックリですよ。

まあ、私自身はこのパチものロックサドルを騙されて購入して以降、ESPの製品は一切買わないし、ESPの広告に書いてある内容も全く信用しなくなりました。まあ別にESPの商品を使わなくても何一つ困ることなどないんで全然問題ないんですけどね。セイモアダンカンのピックアップだってESPが日本代理店になって輸入している製品なんか買ったことないです。昔から高いだけで、こんなのアメリカから直接買えば定価の半額くらいで買えちゃいますからね。相変わらずボッたくり商売、欺し商売を続けてますよ。

・・まあ、そんなこんなで高崎晃の完全レプリカモデルの広告から今さらながら明らかになった昔のESPの悪行の数々。昔の怒りを思い出しましたよ(笑)。

関連記事
エレキギター