自分でもバカだなぁ、と思いながらも、エイヤっと清水の舞台から飛び降りるつもりでAMTのプリアンプSS-11Aを買ってしまいました・・(笑)。日本で買えばとんでもない値段がするのですが、いつものebayから買えば新品がロシアからの直送で送料込み35千円。今は円安なので少し高くなってしまいましたが、まあ欲しいときがチャンスなので買いました。

日本の楽器店から買いますと、安いところでも約5万円、高いところだと7万円以上します!ボリ過ぎですね(笑)

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ずーっと自宅でギターを練習していて、どうしてもP2の高音域の線の細さがいまいちに感じられてきたことと、やはりどうせ同じギターを弾くのであれば自分が可能な限り満足できるサウンドで弾くほうが楽しいだろう、と思い始めてきました。そこでいろいろな歪み系を探していたのですが、結局はまたAMTの製品を買うことになりました(笑)。

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このペダルの面白いところ、というかユニークなところは、この製品が「プリアンプ」と名乗っているだけあって、完全に「プリアンプ」であるところです。ですから普通のオーバードライブやディストーションペダルのようにアンプのインプット端子に接続することは端から想定していません。このプリアンプからはギターアンプのパワーアンプにつなぐことになりますので、センドリターン端子があるアンプのリターンに挿すことが前提ですね。もしギターアンプのインプットに入力してしまいますと、とてつもなくひどい音が鳴ると思います(P2の経験上)。

なので写真にありますように、まるでギターアンプのつまみのようにクリーンチャンネルとドライブチャンネルのそれぞれの音量コントロールとトーンコントロールつまみが付いています。それぞれのチャンネルはフットペダルで切り替えます。さらにドライブチャンネルには、クランチとリードという二つのチャンネルがあって、それぞれの音量とドライブの深さを別々に設定することができます。なので、完全に「アンプそのもの」です。アンプが足下にあると思えばいいですね。

あ、それとこの製品はチューブアンプです。ええ、真空管が二本入っています。なのでサウンドはホンモノのチューブドライブサウンドですね。高校~大学生の頃に持っていたアンプがチューブアンプだったので、やっぱりチューブアンプをドライブさせたサウンドというのは暖かみがあって、トーンも自然な太さがあっていいですよね。そういうサウンドをこのプリアンプには期待しています。

で、同じシリーズにSS-11Bという製品があって、こちらはリードチャンネルがハイゲインなもののようです。とても悩んだのですが、P2を買ってからも思いましたが、やはり私自身は余り「ハイゲイン」と呼ばれるサウンドがそれほど好きじゃないし、使いようもないし、さらに下の動画をネットで見つけてから、「こんな音が出るのなら11Aで十分!」と思い至り、クラシックタイプと呼ばれる11Aを買うことにしました。



P2と同じようにボードの中ではプリアンプペダルとして使うことになるのですが、残念ながらMIDI対応の製品とかではないので、スイッチャーとSS-11Aのチャンネルを連動操作することはできません。なので、めんどくさいですがバッキングとリードサウンドを変える必要がある場合にはアンプのフットスイッチで切り替えるように、SS-11Aのスイッチを踏む必要があります。それだけが残念な部分ですが、まあMIDI非対応の3チャンネルアンプだと思って使っていくしかないですね。

ほかにも有名アンプメーカーからのフロアタイプのプリアンプがあるのですが、なんかネットで見ていると「重い」とか「サウンドがいまいち」「価格が高い」とか書いてあるモノばかりでしたので、ネットの動画でのサウンドも確認したうえでサイズも考慮して最終的にAMTを選びました。なんといっても重量がたった500グラムちょっとしかないですから、ほかの普通サイズのペダルとほとんど変らないところがとてもイイです。

「それだけお金払うのなら、もうちょっと出せばそこそこのアンプが買えるじゃないか」というご意見もあると思いますが、でもアンプを買っちゃうと持ち運べないんですよね、重くて(笑)。練習やライブにいちいち重たいマイアンプを持ち込むほど私は自分のサウンドに対する求道者ではないし、そこまでのこだわりもないです。正直私にとっては「100点」のサウンドは何通りかありますので、自分が気持ちよく弾けて、バンドのサウンドにマッチするトーンがでるのなら、それで十分満足です。

私には「この道具を使ったこの音でなければ絶対我慢できない!」というサウンドはありませんので、SS-11Aを使って自分が満足できるトーンがでればそれで全然問題ありません。敢えてギターサウンドのポイントを挙げるとするなら、歪ませたサウンドでコードを弾いたときは偏りなくワイドレンジに歪んで伸びやかであること、そしてアタックがつぶれず、ボリューム操作に応じてクリーンなサウンドもでることが大事ですね。それに加えて、ソロを弾いたときはハイポジションで弾いてもしっかりと前に出る音が鳴ること、ですね。それが実現されるのなら、特定の道具にこだわるつもりはないです。

なので、MXRのダイナコンプ+JOYOのVintage Overdriveのサウンドでも、ジャズ・フュージョン、ポップス系のギターを弾くときには十分すぎるほど満足しています(笑)。これ、本当にいい音するんですよ(笑)。これにコーラスとディレイでも掛けてソロを弾いていたら気持ちよくて気持ちよくて、ピュッとイッちゃいそうになります(笑)。ただ、ハードなロックではそのサウンドで弾けませんので、別のサウンドを求めているところです。

こういったプリアンプを使った音作りをする場合、スタジオやライブハウスのアンプによってはセンドリターン端子がないアンプが置いてある場合があると困るので、究極はパワーアンプも足下に置いてボードからスピーカーを直接鳴らすことになるのでしょうね。今時は小型のパワーアンプもありますので、将来的にはパワーアンプも足下に置いちゃうようになるかも知れません。センドリターン端子があるときはパワーアンプの前からアンプにつなぎ、ないときはパワーアンプの後ろからスピーカーにつなぐ、というスタイルですね。

ロシアからの普通郵便による商品発送ですから、今回は1ヶ月弱くらいはかかるみたいです(笑)。手元に届くのは12月の終わり頃でしょうか。しかし、とうとう私もギタリストの多くの方がはまってしまう「歪みペダル地獄」に入ってしまったような気がします・・(笑)。でも今回のAMTのプリアンプで地獄も終わりにしたいですね。P2でAMTの品質のレベルはわかっていますので、SS-11Aについても試奏はしていませんが特に不安は持っていません。

でも、前回のランドグラフのDODの記事でも書きましたけれども、外国製の製品は外国から直接買うのが一番いいですよ。商品も豊富だし、何より安いですからね。エフェクターなどはほとんどDC電源駆動で、しかもだいたい9Vか12Vですから海外で売られている商品を直接日本で使っても何ら問題はありません。

日本で同じ製品を買えば平気で1~2万円、場合によっては倍ほどの値段で売られることがありますが、直接海外から買えば、海外で売られているのと同じ値段で買えますからね。もちろん運賃はかかりますが、それも場合によっては無料、高くても4~5千円ですから、結局は海外から買った方が安いです。

海外製のエフェクターは絶対的に海外から直接買う方がいいですよ、本当に。気長にプリアンプがロシアから送られてくるのを待つことにしますが、レビューはまた現物が届いてから、年末か年明けあたりでしょうかね(笑)。楽しみです。

ところで、こんなペダルプリアンプなんてプロが使うものじゃないんで、プロのユーザーはほぼ皆無のはずです。だからこそこんなペダルプリアンプは「有名ギタリストが使っているから売れる」という商品ではありません。だってプロなら自分が好きなアンプそのものを使うはずだし、こんなモノは「アンプを持ち歩きたくないアマチュアギタリスト」しか使わない商品だからです。

そういう意味ではとてもニッチな商品ですが、でもこの分野の商品がもっと良くなって、アマチュアに普及してアマチュアがその手軽さと音の良さに気がついてブームにでもなれば、逆にプロにまで波及する可能性だってありますよね。だって今でも昔は大きなラックエフェクターを使ってたプロギタリストがコンパクトを並べたペダルボードに変えた、とか、マルチエフェクターを使ってる、ってケースがありますからね。

重い器材を持ち運ぶより、コンパクトなプリアンプとパワーアンプを使ってPA直とモニター用のスピーカーだけ鳴らせば全く問題ない、というプロが近いうちに現れるかも知れませんね。特にスタジオミュージシャンではそういう人たちがいつ出てきてもおかしくないですよね。こういうコンパクトなギターシステムもありじゃないかと思いますし、コンパクトにすれば、コントロールが足下で全部できちゃう、ってことにもなりますからなにかと便利ですよ。

この分野の商品がよりよくなって充実すれば、我々アマチュアギタリストにとってはとてもありがたい話です。もうスタジオやライブハウスに置いてあるアンプに文句を言ったり、出したい音が出なくて困ることはなくなるかもしれません。もちろん、マルチでは今でも実現可能なことですが、コンパクトエフェクターを使っているユーザーでもフロアプリアンプを使うことでそれができるようになってきていますね。


<追記>
ネットで見ていますと、日本ではある会社が代理店をしているみたいですね。で、そのホームページではAMT社の製品の価格改定のお知らせが出ていて、今回私が買ったSS-11Aは平成28年12月から定価8万円(!)なのだとか。

ちょっと信じられませんね・・。アメリカで300ドルで売られている商品で、個人輸入したって運賃込みでせいぜい350ドル程度のもの。1ドル=120円という設定で考えても42千円。ほぼ倍の定価を設定するって、このグローバル時代、ネット時代を考えるとズレすぎですね。あるいはこの代理店にAMT製品を売ろうとする気がないのか。

本当に日本の消費者は外国製の製品について、生産地や海外でいくらで売られている商品なのか知っておいた方がいいですよ。逆に44マグナムなんて小型パワーアンプなんて、アメリカで買うより日本で買う方が安いっていう製品まであるのに・・。ESPもひどい会社ですけど、この会社もちょっとやり過ぎな気がしますね。商売に「良心」が感じられません。

日本のギタリスト達はバカな情弱でよその国でいくらで売られている商品か知ろうともしない連中なので、価格を高くして「神話」をまぶせば黙って言い値で買ってくれる、と思われているとしか思えませんね。舐めてる。どんなコストが上乗せされたら海外で売られている価格の倍の価格になる必要があるのか、この会社にはそこを説明する責任があると思いますね。正直言って、日本語のマニュアルを同梱することしか新たなコストは生じないはずだけどねぇ。

こんな会社からは絶対に買ってやらない(笑)。

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