ディマジオ B1

2012/11/08 Thu 23:41

 長年自分のギターに取り付けてみたかったミュージックマンEVH(現Axis)のリアピックアップの取付作業を行いました。まずは弦を緩めて、ピックガードを外し、古いピックアップを外します。

 今まで取り付けていたのはギブソン、通称Tバッカーですね。マグネットも元々付いていたものに戻していますので、オリジナル状態です。最近はダンカン59などのオールドPAF系サウンドとともに、このTバッカーのサウンドもかなり気に入っていますが、今回はミュージックマンEVHサウンドに挑戦してみましょう。
 これが今まで付いていたTバッカーです。相変わらず年季入ってます(笑)。

Old T Bucker

 そしてディマジオのB1を取り付けます。しかし、B1は元々直付け用のピックアップなので、ベースプレートにねじ切り穴がありません。なので直径3ミリ用の六角ナットを瞬間接着剤で貼り付けます。これで取り付け準備オーケー。

 配線は、他のディマジオ製品同様に、タップしないで使う場合には、白と黒の配線を直結し、赤がホット、緑とアース線をまとめてコールド側に取り付けます。あれ、ピックアップが下がらないぞ・・。と思ってよく見てみますと、ピックアップ取り付け用のネジが短い(笑)。ガラクタ箱をひっくり返してみましたが、残念ながら20ミリより長いネジがなく、あえなくこの日は作業中断。

B1

 ちなみに、20ミリのネジで思い切り下げて取り付けた状態がこちら。ネックとボディをベタ付けしている私のギターでは、このピックアップの高さでは弦が張れません(笑)。

 と、いうことで、今日コーナンに3ミリ×25ミリのネジを買いに行き(100円!)これを使ってようやく取付作業完了。できあがった感じはこんな感じ。ま、普通にゼブラのピックアップを取り付けただけのルックスですね(笑)。

B1

B1

 さて、では以前良くやっていたように、POD XTに通してサウンドチェックしてみます。そのピックアップのサウンドですが、あくまでこれは私が弾いた印象ですが、個人的にはとても良いサウンドがするピックアップだと思います。何がいいのかと言えば、簡単に言えば、トーンに偏りがなく、しかも「キッ」とか「カッ」というピッキングのアタック音(バイト感とか表現されるヤツですかね?)がしっかりと聞こえるところですね。

 しばしばこのAxis用B1ピックアップは、ディマジオのTone Zoneと似ていると言われますが、私が使った感想では、確かに歪ませたサウンドでコードを弾いたときのミッドからローにかけての雰囲気はTone Zoneと似ているようにも思えます。もしかすると、このトーンはディマジオのハイパワーピックアップに共通するモノかも知れません。

 しかしTone Zoneの時に感じたコンプレッサーが掛かったようなアタック感はあまり感じませんでした。それとやっぱりバイト感と言いますか、ピッキングのアタック音がしっかり鳴るところがTone Zoneともっとも違うところのような気がしますね。

 とか言いながら、フリーの録音ソフトをダウンロードして、少しだけちゃんと録音してみました。ああ、パソコンからのノイズが凄いのはご容赦ください(笑)。今回は試しにVHのファーストアルバムのように少し深いリバーブをかけてみました。



 そうやって録音した音を客観的に聴いてみますと、確かにTone Zoneに似てますね(笑)。ミッドとローが強いんですね、きっと。ですからもっとアンプなどのローとミッドと絞れば違う感じになるかもしれませんね。でもとりあえずやっぱりハイパワーピックアップならではの伸びやかさといいますか、気持ちよさがありますね。

 と、言ってもリバーブかけちゃうと、元音がよくわかんない(笑)。この音を聴いていますと、なんとなくVHのファーストの音にも似ているように聞こえます。まぁ、ファーストの音は若干歪みすぎで、もっとローがバリバリ言うくらい歪んでますから、あれもどうかなぁ、とは思わないでもないですが・・(笑)。

 最初にヘッドフォンでギターを弾いていたときには「おお、ダンカンのカスタムカスタムに似ている!」と思ったのですが、録音してみるとミッドとローがやっぱりディマジオっぽいと言うか、カスタムカスタムとは少し雰囲気違いますね。カスタムカスタムの方がもう少し明るい音に聞こえます。やっぱりピックアップメーカーの色というのがどうしても出てしまうんでしょうか?

 確かに何度もTone Zoneのサウンドと聞き比べますと、Tone Zoneの方が「音のカタマリ!」って感じがもっと強いですね。B1のほうが少しだけヴィンテージっぽいニュアンスがあります。でも、これは単にピックアップのセッティングのせいもあるかも知れませんね。どちらもディマジオっぽいスムースな、というか、シンセサイザーのようにのっぺりとしたミッドとローを持っています。

 ネットを見ていますと、ミュージックマンEVHを開発する際に、エディが「これと同じ音のするピックアップを作ってくれ」とディマジオにオールドPAFの付いたギターを渡した、という話がまことしやかに書かれていますが、これは絶対にウソですね(笑)。オールドPAFとこのB1との違いにオーケーが出せるとしたら、エディの耳、腐ってます(笑)。また、これを作ったディマジオのセンスも腐ってます(笑)。

 そんなはずは絶対ないので、当時ライブでよく使っていた5150についていたであろう、ダンカンのJBかカスタムカスタムをベースにしたピックアップと同じようなサウンドがするピックアップを作ってもらおうとしてのが最も自然な流れだと思います。或いは、その頃のエディはもうオールドPAFへのこだわりもなく、単純にいい音がするピックアップを使おうとしていただけなのかもしれません。

 1984ツアーの頃からミュージックマンEVHを作るまでの期間ライブなどで使っていた、クレイマーのギターのピックアップは明らかにオールドPAF系のサウンドではないですからね。私の印象では、最初にギターを弾いたときにはカスタムカスタムのディマジオ版という感じだったのですが、何度か音を聴いていますと、JBのディマジオ版という気もしてきています。

 ふうむ、なるほど、これがミュージックマンEVH(Axis)についているピックアップのサウンドかぁ。確かにワイルドでハードロック向きではあるなぁ。もうちょっといろんな場面で使って、試してみましょう。

 
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