使わないピックアップは極力売り払って手元に置かないようにしているんですが、気がついたらどうしても捨てられないハムバッカー達がいくつか溜まってしまいました。

 ピックアップたち

 こんな感じに・・・。
 写真のピックアップ達を左から解説していきますと、一番左が推定20年ほど前のダンカン59ですね。新しい59のサウンドが嫌いなので、わざわざオークションで古いモノを買ったわけです。でも、ベースプレートの足が長くてギターに取り付けるのがめんどくさいので、まだ取り付けたことがないです・・(笑)。たぶんいい音がするはず・・(笑)。

 そして2つ目がダンカンJBですね。ミッドが強めでマイルドな音がするところは嫌いじゃないんですが、何と言いましょうか、今の私が欲しい音じゃないというか、ちょっと違う感じですね。確かに歪ませて使うにはとても使いやすいピックアップなんですが・・。もしかしたら、手放されるとしたら、こいつがいちばん最初かも・・。

 3つめはこれまたダンカンのカスタム・カスタムですね。以前のブログにも書きましたように、私自身が「カスタム」だと思い込んでいたという20数年前の代物ですね(笑)。でも、元々は楽器屋にエディモデルを買いにいって手に入れたモノですので、自分でわかってなかったとはいえ、結果的に当時のエディモデルを購入していたので結果オーケーです(笑)。

 サウンド的にはハイもローも適度にあって好きですねぇ。シンクロよりもフロイドに合う音で、新品で購入した頃にフロイド付きストラトに取り付けてマーシャルで鳴らすとあまりにエディだったので、感動した思い出が強いですね(笑)。

 フロイドストラトが復活したら再び取り付けるかも、しれないです・・。でも自信ないなぁ(笑)。理由は下記にて・・。でもこのカスタム・カスタムだけは、たぶんギターに取り付けなくても手放すことはないと思います。それくらい思い入れもあって、なぜかお気に入りなピックアップ。

 さて続いて右側3つはゼブラモデルばかりですが、右から3つめは、新しいダンカン59ですね。ベースプレートは短足タイプに取り替えていますが、今はどのギターにも付ける気がありません。残念ながらこの59,全然いい音がしないんです。59のシャリンとしたハイ/プレゼンスもないし、妙にパワーがあるし、なんか新品で購入した頃のギブソンTトップみたいな音がしています。オールドギブソン系のピックアップって、新品だとこういう音がするのかもしれません・・。

 正直いって、これだけはここに並べているピックアップの中で唯一音が気に入っていないピックアップなので、写真の一番左に並んでいるオールド59のサウンドが良ければ、たぶん売り払われてしまうと思います・・。ゼブラのルックス以外、これといったお気に入りのポイントが何もないピックアップです(笑)。

 そして右の2つが知り合いから譲ってもらったミュージックマンAXIS用のピックアップですね。右から2つめがフロント用のN2、一番右端がブリッジ用のB1ですね。長年の念願叶って、とうとう入手したヤツです。Fスペースなので、ゴトーの弦間隔の狭いトレモロや、フロイドにはポールピースがバッチリ合うのが嬉しいですね。

 以前はフロントのN2には全く興味がなかったのですが、最近猛烈にハムバッカーのフロントサウンドが好きで、しかもミュージックマンEVHの頃のエディのフロントサウンドは、クリアは深くて透き通ったクセのない綺麗なサウンド、歪ませると太くてニュアンスを良く伝えるサウンド、と、ある意味ロック用では理想的なフロントサウンドだと思っています。

 リアはもちろん、強く歪んでいるのにトーンのクセがなくクリアで、各弦の分離がよい不思議なサウンドで、とても大好きなトーンです。こちらもロックサウンドとしては、私にとってはヴィンテージピックアップサウンドと双璧をなす素晴らしいサウンドだと思っています。

 ただ、まだ自分のギターで試してないんで、何とも言えないのが正直なんですが・・(笑)。でも私の予定としては、フロイドが付いたストラトを大改造する際には、この2つのピックアップを取り付けて、エディのFUCK当時のサウンドを目指そうと思っています。

 ついでにフロイドストラトは、フレイムメイプルの突き板でも買って、再塗装しようと思っています。これもまた時間のかかる壮大な計画なので、どこまで実現できるかはあまり自信ありません(笑)。でも一応材料費は調査済みです(笑)。

 あ、それとこの写真には写っていませんが、ギターには30年以上前のギブソンTトップが取り付けられています。これも私のお気に入りであり、思い入れはどのピックアップよりも強いので、売却されることは絶対にないと思います・・(笑)。

 でも、こうやって手持ちのダンカンやディマジオのピックアップを見ていますと、基本的な思想としてはディマジオの方が合理的なピックアップづくりを行っていますね。一方のダンカンはヴィンテージ思考、というか保守的な製品が多いですね。

 例えばディマジオはベースプレートの足も短いし、ポールピース間隔もFスペースを採用しているし、さらにはネジ式のポールピースについては、ベースプレートの足を短くしたのに合わせてネジの長さが短くなっています。オールドPAFの細かい部分は無意味に承継することなく、時代に合わせて合理的に使いやすいピックアップを作っています。

 一方のダンカンは、オールドPAFのコピー製作がスタートだったからか、どうしてもヴィンテージピックアップへの指向を捨てきれないように見えます。本来サウンドには全く関係がないベースプレートの足の長さをオールドPAFと同じ長さにすることへのこだわりなどにその姿勢を垣間見る気がします。「完全にオールドPAFのサウンドを再現したければ、何から何までオールドPAFと同じにするのが一番!」という考えがあるんでしょうね。

 おかげで、試してみたいアンティクイティやセス・ラバーなどのヴィンテージ・コピーピックアップも足の問題があってどうしても購入を躊躇します。トレムバッカー自体はFスペースへの対抗としては良いのですが、サイズが大きくなってしまうと困ることもいろいろ出てきます。

 また足の短いベースプレートを使った製品でも、ネジ式ポールピースの長さは足が長い製品と一緒だったりします。確かに実用上の問題はないとはいえ、ディマジオと比べると合理的・実用的な製品を作ろうということに対する美意識や徹底さは劣る気がしますね。

 ただ、サウンドについては、私は基本的にダンカンの方が好きな製品が多いです。しかし、これもメーカーとしての指向の違いで、それぞれ良し悪しがあると思います。現代的なサウンドを出すにはディマジオが向いており、ヴィンテージ系のサウンドが狙いならダンカン、という事になるのだと思います。

 きっとそれは、ヴィンテージサウンドをブッ壊す製品であるスーパーディストーションで大成功を収めたディマジオと、オールドPAF回帰への流れの中でオールドPAFの完全コピーモデルを作って評判を高めたダンカンとは、元々のスタートからして方向性が違っていたのでしょう。

 そんなところで、私の現在の手持ちピックアップのおはなしなど。

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