ストラトのボディ鳴り

2012/09/04 Tue 03:00

 エレキギターのボディ鳴りを重視する方が世の中に多いことは今までもこのブログにたくさん書いてきましたが、面白いのはストラト、それも「フローティングにトレモロをセッティングしている」場合のボディ鳴りの話。

 しばしば「レオフェンダーはストラトのトレモロをフローティングさせる前提で設計している」と説く方がおられます。確かにそれはなんとなくそう言う気もしますし、フローティングにした方がシンクロの性能を最大限に発揮できるような気はします。

 でもその同じ方が「ストラトのボディ鳴り」の話をし始めてしまうと、もうとたんに話が嘘くさくなっちゃいます(笑)。
 だってストラトを弾いておられる方なら誰しも気がついていると思いますけど、ストラトのシンクロって、フローティングさせるか、ベタ付けさせるかによって、ボディの鳴りなんて全く違いますからね。

 理屈でちょっと考えてみればわかりますけど、フローティングさせているストラトで、ボディ鳴りなんてカンケーないですよ(笑)。だってブリッジが「浮いている」ワケですもの。サスティンや弦のトーンにボディはほとんどカンケーないです。カンケーあるのは「シンクロトレモロユニット」だけの話。

 だから鉄製で重くできているわけですからね。だってトレモロユニットの片方が弦で引っ張られ、反対側がボディに取り付けられたバネで支えているわけですからね。こんなギターのボディ鳴りや弦のサスティンを云々していること自体、おかしいです。

 だからフローティングさせてストラトを弾いておられる方々がボディ鳴りの話をし始めたって、もうそんなもの、ドーでもいい世界(笑)。ほとんどサウンドには意味がない話です。だってフローティングさせてたシンクロをベタ付けさせたときのボディの響き具合、全く別物ですもの。

 もちろんだからといって、エレキギターのサウンドにボディ鳴りが激しく影響しているとは私自身思っていません。思っていないからこそアンプから出てくるサウンド自体は、フローティングしていても、ベタ付けしていても大差ないサウンドが出てくるわけですが、でもサスティンはさすがに違うと思いますねぇ。

 だからストラトをフローティングにセッティングしている人が、ボディの材質やボディ鳴りにこだわっている話をし始めると、もう全然嘘くさくって聞く気ゼロですね(笑)。もうそりゃ、単なる気分だけの話。アンプからの音とはカンケーなしに生音について言っているだけの話で、エレキギターのサウンドとしては全く意味ありません。

 まあ、その程度のこだわりじゃないでしょうかね、エレキギターのボディ鳴りって。アンプから出てくるフローティングセッティングのストラトの音を聴いて「これはアルダーの音だから云々」なんて言っている方がいるとしたら、もう冗談にしか思えません(笑)。

 せめて、そういう話はシンクロをボディベタ付けにしてから言いましょう(笑)。

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