来る11月に来日することになっていたヴァン・ヘイレン、エディの緊急手術によって来日公演が延期になってしまいましたねぇ。今回は私も見に行く予定でしたのに、残念。

 もし見ることができなたら、ヴァン・ヘイレンとしては4回目、デイヴとしても4回目(そのうち2回はヴァン・ヘイレンとして)のライヴでしたのに残念でした。しかしそれよりも私が残念なのは、この手術の入院によってエディが下手になってしまうことなんですねぇ。
 エディって、結構プレイの質が彼の体調や精神状態に影響されるんですよね。最初のデイヴ時代の末期、82年頃から83年頃にかけて、特にフランキーをステージで使っている最後の頃は、本当に「メチャクチャ」という表現がピッタリするくらい、プレイがひどいんですよね。たぶん酒(ビール)の影響だと思うんですけど、サウンドもタッチも「なんじゃこりゃ」という感じ(笑)。



 この頃のギタートーンはどこのライブでもこの調子で、ほとんど生音。ディストーションもほとんどかかっていません。このトーンでワンステージ通してしまうエディのセンスも凄いですが、まだこの頃はバンドにも勢いがあり、しかも若いエディのテクニックがそこそこ凄いので、このギタートーンでも何とかしてしまえるところがありました。

 もちろんそれを「魅力」と表現する人もいるんですが、VHのデビュー前の音源から聴いている人間としては許し難いほどひどいプレイでした。それからサミーが参加してからは、まるでジオミュージシャンじゃないかと思うほどライヴでも全く同じプレイを完璧にプレイして、エディのギタープレイの質の高さを見せつけました。

 その後ゲイリーが入った第三期もなんとかプレイの質は維持していましたが、ベストなプレイではありませんでした。そしてゲイリーが抜け、サミーが再加入すると再びプレイがものすごく荒れ始めます。このときに影響を与えたものが何かわかりませんが、やはり酒だったのか、あるいはサミーとの確執だったのか。とにかく空気を読まずにただひたすらに自由奔放に弾きまくるエディはほとんど壊れかけてました。

 私の大好きな名曲「Dreams」も調子の悪いエディにかかればここまでひどくなってしまうというサンプルを。アレックスの方だけを見てずっとプレイし、サミーやマイクはおろか、客の方すら見ないまま一曲演奏してしまいます。



 同じツアーできちんとギターを弾くことを放棄したエディのJumpでのプレイをもう一つ(笑)。



 その後再びボーカルがいなくなったあとの不定なままの状態でのエディなど、もうメチャクチャ。ここでのプレイなど、自分の曲なのにフレーズ間違えまくり。



 その後デイヴが復帰するわけですが、デイヴ復帰直後の2007年くらいのライブではやはりギタープレイは不安定。ところが2011年あたりから始まった本格的なツアーではエディのプレイは一変します。たぶんきちんと練習したんでしょうねぇ、そのタッチは本当に見違えるほど素晴らしくなりました。やっぱりエディはちゃんとやればできるんです(笑)。



 で、今年の来日ツアーだったんですよね。きちんとベストなプレイができる状態のエディが見られると思っていたのに、残念ながら手術。そうやって治療をしている間にまたしても彼のプレイのレベルは下がってしまうのではないかととても危惧しています。

 2013年に来日スケジュールをずらして公演したい、とオフィシャルサイドでは述べているようですが、果たしてエディの体調、精神状態、そしてギタープレイの質はそのときどうなっているのやら。

 やはりベストな状態のエディがプレイするギタープレイを見たかったですね・・。

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