デイヴとサミー

2012/04/07 Sat 19:10

 ヴァン・ヘイレンにはボーカリストが2人(正確にはゲイリー・シェローンを入れた3人)在籍していたわけですが、最近デイヴが復活してからのアルバムを発売し、ライブもおこなっています。

 で、そのCDを買って聴いたり、ライヴビデオをユーチューブで見ていたりしますと、あらためてこの2人のボーカリストの違いというのがよくわかりますねぇ。私が元々猛烈なデイヴファンだったわけですが、最近のライヴなどを見ていると、サミーの良さというものを不思議と感じたりもしてきました。

 声質とか、歌い方は、やっぱり私はデイヴが好きですね。新しいアルバムの"As Is"とか"Bloood And Fire"なんかを聴いていても、「やっぱりデイヴじゃないとVHじゃない」と思っちゃいますね。とにかくかっこいいんですねぇ、歌も叫ぶ金切り声も、ビブラートも、全部。

 ただデイヴが悪いところは、ライブでメロディーを完璧なまでに崩してしまうこと(笑)。これはショウマンとしてはいけませんね。これは本当に彼の昔からの悪い癖です。おかげで「うわー、この曲大好き!一緒に歌お!」なんて思っても、肝心のデイヴがメチャクチャなフレーズで歌うもんですから全然一緒に歌えないんです(笑)。

 そういうデイヴのステージでの姿を見ていると、ファンとしてライブを見に行くのであればサミーのように安定してレコード通りに歌ってくれるボーカリストも悪くないなぁ、なんて思ってしまったわけです。

 確かにサミーのステージはデイヴの頃と比べると見ていて面白くはないです。しかしデイヴの頃と違って、安心してみていられるところはありました。またバンドもきっちりと締まっていて、本当に上手さを感じるバンドになっていましたからね。エディのギターフレーズも、きっちりと計算されて練り上げられた良さがありました。

 デイヴのステージは、そういう意味ではサミーと全く逆ですね。よくいえばスリリング、悪くいえば不安定でどこに転がっていくのかわからない破滅性すらありました。確かにエディは感情にまかせて神がかり的なフレーズを弾いてくれますが、リズムやコード感が乱れることもありますし、何よりデイヴの歌がワケ分からないことが多すぎ(笑)。

 「それをやっちゃデイヴじゃない」と言われるかも知れませんけど、ライヴでデイヴが曲のメロディだけでもきっちりとレコード通りに歌ってくれたら、ボーカルがデイヴでも満点なんですけどね、ホントに。そこだけ直してくれりゃねぇ。

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