中学3年生の頃に2枚目のアルバムを出したばかりで日本にやってきたヴァン・ヘイレンのライヴを見て以来、私はもう30年くらいヴァン・ヘイレンのファンなわけですが、とりわけエディとデイヴが大好きです。

 しかし彼らのライヴを見ていると演奏のレベルはいつも同じレベルを保っているわけでもなく、結構良いときと悪いときがあることがよくわかります。

 エディに関して言えば、ライブでのパフォーマンスが良かったときは1978年にデビューする直前くらいから3枚目の"Women & Children First"くらいまでのギタープレイが1つですね。普通のシンクロトレモロを使っていて、まだハミングバードピッキングをするとき以外は普通にピックを持っていた頃のプレイや、ファインチューナーの付いていないフロイドローズを使っていた頃のプレイは神業のように正確なリズム感とワイルドでスピード感溢れるプレイでしたねぇ。

 そしてもう一つはサミー時代です。サミー時代の曲は5150アルバムとFUCKアルバム以外はそれほど興味ないのですが、ライブでのエディのギタープレイ、そしてバンドとしての質の高い演奏は素晴らしいものがありますね。特にエディのギタープレイは、そのサウンド、そしてプレイの正確さと表現力という面で素晴らしいとしか言いようがないです。

 ・・ただ、それ以外の時期、とりわけデイヴとやっている時期はひどいですねぇ(笑)。なんででしょう?デイヴ再加入後のライヴなどのビデオを見ているととてもカッコ良く弾いているときと、もう「どうしちゃったの?」って訊きたくなるくらいメタメタなときと両極端ですからね。酒か薬のやり過ぎですかね?

 昔からエディ自身インタビューで「ステージではいつでも緊張してプレッシャーがあるので酒でごまかす」と言っていましたからね。実際アルバム"Diver Down"くらいかもう少し前くらいからデイヴが抜けるまでのライヴの演奏は結構ひどいものがありますからね。酒飲みすぎてたんでしょうね、きっと。自分でも「ビールも飲み過ぎるとヤバイ」と言っていましたからね。

 で、きっとサミー時代はサミーが随分と年上だったということもあってか、サミーがバンドの音を締めていたんでしょうね。デイヴ時代のようにメチャクチャな演奏をライヴで行おうものなら、サミーがピシッと「ちゃんと演奏しろよ!」ってエディやアレックスに言ってたんでしょうね。

 ところがそのサミーが抜けてからは、ゲイリーは年下で全然バンドを締められないし、デイヴはご承知の通りデイヴ自身がいい加減な歌しか歌いませんからもうバンドは再びメタメタ。特にエディのひどさは1984年頃のひどさに逆戻りです。

 うーん、やっぱり精神的に弱い人なんでしょうね、エディって。まあ天才肌と言いますか、なんというか、冴えてるときやきちんと練習しているときは良いんでしょうけど、気分が乗らないときや酒飲んでいるときはメチャクチャですわね。リズムは狂う、フレーズも狂う、挙げ句の果てにはチューニングも狂うし、ステージでスタッフや息子に八つ当たりする、ととても金取って客の前で演奏している人間にふさわしくない行動を平気でやります。

 エディを止められる人はもういないのかな。デイヴも金儲けだけで戻ってきたようなものですから、エディのご機嫌を損ねないように適当にやってるのかな。でもデイヴが我慢ならなくなったらまた出ていくんでしょうね。

 エディ、昔のようにちゃんとギター弾けるかなぁ?もう無理かなぁ。天才プレーヤーはやっぱりあまり人前で長く演奏しない方がイイのかなぁ・・。

 ファンだっただけにかなり残念な部分があるんですよね。ギターサウンドの変化も、今のサウンドはどうしようもない音ですしね・・・。一度マーシャルに戻ってみたらどうなんでしょうね、無理かな。

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