私自身が興味があって大好きなギターのピックアップについて色々比較をしてみよう!という企画を思いつきました。

 そういったサイトは数あるんですが、どうもいまいちセッティングなどの状況がわからず、各ピックアップのキャラクターを比較しにくいと感じていたんですね。サンプルで弾いているフレーズも異なったりしていますしね。それにそもそもピックアップが取り付けてあるギターが違うことまであって、それじゃ比較にも何にもならないだろ、って言うケースも少なくありません。

 だってみんなが知りたいのは「同じギターに違うピックアップをつけるとどれくらい音が変わるのか、変わらないのか?」ってことですから、そこをチェックしていかないとピックアップの違いなんてわかりっこないんですよね。

 ということで、全く同じサウンドのセッティング、全く同じフレーズを弾いてみてどれくらいサウンドが異なっているのかというのを徹底検証する企画を行うことにします。

 第一回目はタイトルにありますように、現在私のメインギターに取り付けられているギブソン社製 オリジナルピックアップ、1979年製、通称「T-TOP」とか「T-バッカー」と呼ばれているものです。



 弾いているフレーズはご存じの通り、エディ・ヴァン・ヘイレンがデビューアルバムで弾いていた"You Really Got Me"のイントロ、ソロ、エンディングソロをひっつけたものです。私は基本的にハードロックのギターサウンドが好きなので、ピックアップ比較もハードロック系のサウンドで行いたいと思います。

 ・・というよりも、ピックアップの違いが最もわかるのはアンプ直で歪ませる場合のサウンドくらい。フュージョン系のサウンドやオーバードライブペダルを踏んだディストーションサウンドなどではピックアップの違いなんてほとんどカンケーありませんので、そんなサウンドでピックアップ比較を行う必要性を感じません。

 ギターは今まで何度もこのブログに登場したトーカイ社1980年製造のストラトモデル、SS-80です。普通のシンクロが取り付けられており、駒はSS-80オリジナルのブラス製のものがそのまま取り付けられています。

 録音はPODXTをそのままパソコンにつないでおり、何のイコライジングも後処理も行っていません。PODのセッティングは下記の内容で統一して比較していこうと思っています。

 アンプモデル: Plexi Variac
 セッティング: Driv 10, Bass 4.5, Mid 5.5, Treb 10, Pres 10, Vol 10
 マイク等: Cab 4X12 Green 25's, Mic 1:57 On Axis, Room 20%
 コンプ・ゲート:なし
 その他:なし

 先ほども書きましたように本来はアンプ直結が望ましいのですが、アンプから出る音をマイクで拾って録音すると同じ器材を使ってもどうしてもサウンドにばらつきが出ます。一方PODであれば全く同じサウンドを常に再現できますので、アンプ直結のサウンドではありませんがほぼそれに近いものとしてサウンドの違いを比べるのには良いのではないかと思います。

 さて今回取り上げるピックアップは作られてから既に30年以上経過しているためビンテージピックアップの仲間入りをしており、ギブソンのハムバッキングピックアップの当初からの流れを引き継ぐシリーズであったため、「PAF」と呼ばれることも多いです。

 このピックアップはもう30年以上も私が使っているピックアップですし、いわゆる各社が商品開発のターゲットとしているPAFに近いサウンドキャラクターを持っているピックアップですから、これをひとまず「基準のサウンド」としておきたいと思います。

 PODのセッティングもこのピックアップでイイ音が出るようにセッティングしています。なので今回のこのT-TOPについては特にコメントはないというか(笑)、PODも含めてまあイイ音してますね、としかコメントできません(笑)。

 やはり伝統的なギブソンらしく暖かいサウンドで、特に攻撃的な音ではありません。これといって特徴があるわけでもありません。しかし比較的弦に近くセットしているせいかパワーも申し分なくありますし、ピッキングのアタックも綺麗に拾ってバランスの良い綺麗なサウンドを持ち味にしていると思います。

 次回はとりあえず手元にあるセイモアダンカン社製SH-4 JB、SH-1 ’59、SH-5 Customあたりからアップしていきたいと思います。できればディマジオのToneZoneやEVHなんかもテストしていきたいですね。

 またシングルピックアップも比較したいです。

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