フレット打ち替え その5

2011/02/07 Mon 00:48

 さて昨日試奏したときに新しく打ったフレットの高さがガタガタだということがわかったので、今日はまずフレットの摺り合わせを行います。

 以前古いフレットがついているときにも摺り合わせをしたことがありましたが、摺り合わせはチマチマやっても仕方ない気がします。ある程度思い切りよくやっていくのが作業を効率よく終わらせるコツではないかと感じています。

 ということでこんな感じにファイリングを進めていきます。

リフレット19

 新品のジャンボフレットが少し低くなりました。イメージとしてはレスポールのフレットみたいな感じ。ネットなどではこの摺り合わせをした後でフレットのトップを再び丸く仕上げるようにする人が多いみたいですが、どうせ少し弾いていればフレットの頭は平べったくなるし、レスポールだってフレットの頭は平べったいのですから気にせずにそのままにします。

 次はフレットのスレットのパテ埋めとフレットのバリ取り作業に入っていきます。いよいよ最終段階になりますね。指板を修正するときと同じように紫檀の粉をエポキシ接着剤でパテにしてスレットの隙間に爪楊枝で埋め込みます。

リフレット20

 このパテを乾かしている間に試しにネックをボディにセットして摺り合わせの状態をチェックします。うん、まだ100%完璧ではありませんが、実用上は全く問題ないレベルに仕上がってます。これで摺り合わせ作業はオーケーとします。

 パテを数時間乾かしてから、紙ヤスリを使ってフレットの横を仕上げていきます。先ほど埋めたパテを平らにすると同時にフレットの横の尖ったバリも綺麗にしていく感じでヤスリ掛けします。そしてこんな感じに仕上げます。

 リフレット21

 これでほぼ作業は完成ですが、最終的にもう一度三角ヤスリでフレットの端のバリを丸く仕上げて手のひらへのあたりが無くなるようにします。

 そしてようやくできあがり。こんな感じです。

リフレット22

 ボディにセットして完成。

リフレット23

リフレット24

 さて完成したギターを本格的に弾いてみます。弾いていてフレット端のバリが手に引っかかると感じたら、早速に三角ヤスリでバリを落とします。

 できあがったギターを弾きますと、ジャンボフレットって少々摺り合わせで頭が凹んだくらいのことは全く影響を感じられませんね。摺り合わせができているおかげでどのフレットで弾いても気持ちよく音が鳴ります。弦高もかなり低く下げられます。

 しかしジャンボフレットは指が痛い(笑)。指板から常に指が浮いた状態で弦を押さえるので、指に弦が食い込んでくるのです。まあこれはすぐに慣れてくるでしょう。

 確かにジャンボフレットだとチョーキングがスムースです。でもサブのギターほどスムースに感じられないのは、やはり指板のアールの影響が大きいのでしょう。ノーマルのストラトの指板のアールだと、1弦が押さえにくいのと3、4弦をチョーキングすると6弦側の谷に向かって弦が落ちていくのを押さえなければならないので弾きにくいんですね。

 こればっかりはジャンボフレットにしても解決されるわけではないようです。ストラトが持っている根本的な問題点でしょうね。またジャンボフレットだとなぜチョーキングやビブラートがやりやすいのかという理由は、きっと指板から指が浮いた状態なので、指先が隣の弦の下にスムースに入っていくことができるからだということに気がつきました。なるほど。

 そういう意味では確かにスキャロップトにするとチョーキングなどがやりやすくなる理屈はよくわかります。しかし現実的な話とすれば、ジャンボフレットを打てばまず指先が指板に当たることはありませんのでスキャロップトにする意味はほとんどない気もします。まあより指板に指が当たらないためのおまじないみたいなもんでしょうか(笑)。

 さあ後はジャンボフレットへの慣れですね。以前の状態とあまりに違いすぎるのでかなり戸惑ってしまいますが、チョーキングは以前よりも確実にやりやすくなっているし、フレットがしっかりと調整できているので弦の鳴りが全然違います。

 さあまたこれでバリバリこのギターを弾いて私のナンバーワンギターとしてこれからも大事に使っていこう!オオッと、サブのギターのリフレット作業が残っていましたが、なんかとりあえずひと仕事した気分・・(笑)。こっちはちょっと仕事が一段落してからやってみるかな。

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