フレット打ち替え その3

2011/02/05 Sat 01:33

 さて2日目の作業です。1日目にフレットを抜いた指板を修正することにします。

 メイプルの方は至って簡単です。ほとんどチップらしいチップも出ていないので気にしないで指板の上を20㎝くらいの紙ヤスリ用の長い板状の道具を使って紙ヤスリで撫でながらフレットのスレットのまわりを綺麗に均していきます。

 ローズの方は当初は指板調整(フレットを打つ前に指板を紙ヤスリで削ってよい状態に修正すること)をしないつもりでしたし、そのために自分でリフレットすることにしたのですが、チップがあまりにたくさんでたのでどうやらそういうわけにもいかないみたいです。

 ということで東急ハンズに行ってチップ部分修正用の材料を買ってきます。これはリフレット作業に取りかかる前から考えていた修正方法で、エポキシ接着剤にローズの粉を混ぜてパテとして埋め合わせて、それを紙ヤスリで削っていくやり方です。

 まずはローズの木片。実際には東急ハンズにあったローズは色が私のギターの指板よりも薄く、最近のUSフェンダーなどに見られるタイプのモノです。これではちょっと色が合わないので、紫檀にすることにしました。紫檀はほとんどローズと同じようなもので、ローズと書かれていても実際には紫檀を使っているケースが多いと思います。

紫檀の木片

 多分私のギターの指板は紫檀でしょうね。買ってきた木片と色合いなどが全く同じ。ちょうど助かりました。後はエポキシ接着剤。これもハンズで買いました。

エポキシ接着剤

 それからコーナンでのこぎりを買いました。これは指板調整した後にフレットの溝(スロット)を綺麗に切り直すために使うものです。

のこぎり

 さてそうやって買ってきた紫檀をヤスリで削って粉にし、エポキシ接着剤に混ぜて指板のチップした部分に盛っていきます。そして一晩かけて完全硬化させます。

リフレット7

 これを紙ヤスリを使って地味に均していきます。本当に気長なそして地味な作業です(笑)。指板のアールを替えてしまわないように軽く何度も何度もヤスリを往復させて徐々に埋めた部分を均していきます。

 最初は240番くらいの番手で。ある程度綺麗になってきたら320番、そして400番と仕上げていきます。この過程で指板そのものも併せて軽く削って修正します。ただ私は使い込んだ指板の雰囲気はどうしても残したかったのでなるべく現状と同じような感じになるように修正を行いました。

 そして指板修正が終わってスロットをのこぎりで綺麗に切り直した状態がこちら。前日のヒドいチップの状態から見ればずいぶんマシになっています。これならフレットを打っても大丈夫そう。長年使ったオールドな雰囲気もそのまま残っています。

リフレット8

リフレット9

リフレット10

 そして早速フレットを打っていきます。今回はネットで一般的に書かれているストラトのリフレット方法ではなく、メーカーが打っている方法、つまりレスポールなどのようにフレットの足(タング)の両端を切り落としてフレットを打ち、両端はパテで埋めて綺麗にする方法を採ることにします。

 その理由はフレットのタングがネックの両端に出ているのはどうにもヤスリで削る作業が行いにくく、ネックに傷を入れてしまいそうですし、また手の当たった感覚がイヤだからです。なので手間はかかりますが、オリジナルでトーカイが行っていたようにパテ埋め方式を採ることにしました。

 ところがダンロップのジャンボフレット(6100番)が硬い(笑)。本当に硬い。この間メイプルの方の1フレットを打ち替えたときに使ったフレットは柔らかかったので、その感覚でフレットを曲げようとしても全然曲がりません。

 いろいろと試行錯誤しましたが、安いペンチを二本買ってきて、それにフレットが動かないように小さな木片にスロットをつけてそのスロットにフレットを挿し、その状態からペンチを使って少しずつ曲げる方法に行き着きました。一本のフレットを曲げるのに10分くらいかかります(笑)。

 そしてそうやって曲げたフレットのタングの両端をくいきりを使って切り落としてから指板に打ち込んでいきます。今日はとりあえずハイフレットから10本打ちました。

リフレット11

 ローズを打つ前にメイプルで試し打ちをしながらしました。メイプルでもローズ同様にフレットのタングの両端を切り落としてから打ち込んでいます。

リフレット6

 この写真は試し打ちをしたときのモノでフレットのタングがついたままです。この写真を撮った後で打ち込んだ状態の悪いフレットを抜き、タングを切り落としてからもう一度打ちました。

 続きの作業はまた3日目に。

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