私の愛用するストラトはどんどん改造されていっているわけですが、今回はサドルの交換など。

 デビュー直後のエディがシンクロトレモロを使っていたとき、彼がオールドタイプのトレモロユニットを使っていたので、私もトレモロユニットを当時フェルナンデスが出していたオールドストラトコピータイプに交換したんですよね。もう25-6年前の話ですが。

 それ以来そのトレモロはそのままの状態で今日に至るわけですが、最近このギターをよく弾くようになってから、どうにもこの鉄板を曲げただけのショボイサドルの音が気に入らなくなってきたんです。確かに軽やかで立ち上がりの良いシャリーンとした鈴の音のような音は悪くないのですが、いかんせんものがショボイのでサスティンはない、音に深みもない、と不満が募るようになりました。

 で、最近のマイブームであるギター改造の流れに乗って(笑)、これを久しぶりに直しちゃえ、ということになったのです。実はちょっと最近ギタリスト復活デビューを目論んでいまして、そのためにギター回りをちゃんとしたいな、って気になってきたんです。十数年ぶりくらいにストラップも買ったし(笑)、これもその一環。

 やっぱりね、ギターも楽器ですから良い音がするのが一番。弾き易いのが一番です。弾きにくくて音も悪い楽器を「オールドに敬意を示して」などと思ってムリに我慢して弾く必要はありません。そんなもの弾き易くていい音がする楽器を素直に弾けばいいんです。

 と、いうことでサドル交換。交換したのはこのギターを買ったときに最初についていたトーカイSS80純正のブラスサドルです。面白い形をしたサドルで、トーカイの製品以外で見かけたことはありません。特に磨いてもいないで部品箱に入れたままほったらかしでしたのでこんな感じにくすんだままです。

saddle1

saddle2

 音は、やっぱりブラスですね。それまでの鉄とは全く違う音がします。重くて柔らかくてボディに響く音ですね。生音で弾いていますとこのサドルのおかげでちょっとしたアコースティックギターを弾いているくらいボディが鳴りますね。

 確かに鉄板サドルの時と比べると音の粒建ちとか、明るさとかは無くなりました。実は今日新しい弦に張り替えたのですが、新しい弦の音に思えないくらい深くてヘビーな音がします。

 まあこれだけしっかりと弦の振動を支えてくれればアンプからの音もいい音がするでしょう。何しろアンプから鳴らす場合に弦の振動を支えているのはフレットと駒ですからね。駒が変わればアンプからの出音も当然変わるし、ジャンボフレットに替えればこれまた音が変わるでしょう。楽しみです。

 あと替えたいのはナットですね。今はカーボンですが、昔ながらの牛骨かブラス。ブラスはね、音が好きなんですよね。トーカイのSS80はオリジナルがナットも駒もブラスだったんです。ブラスは金属製なのでオープンのハーモニクスが気持ちよく響くんですよね。

 でもブラスは結構摩擦が大きいのでアームを使うと「キッ、キッ」ってよく鳴るんですよね。また低音弦がナットにこすれるたびにブラスナットの削りカスがよく出てきます。でもイングヴェイも昔のエディもブラスナットを使ってますよね。やっぱりロックでシンクロのアーム使うのには良いサウンドですからね。

 ・・ということで今回はブラスサドル交換のお話し。本当にこの1年くらいでよく改造しましたね、フレットの摺り合わせにはじまり、フェンダーデカールのヘッド塗装、ピックアップと電装系のメンテ、トレモロの固定ネジの交換とロックペグへの交換。そして今回ブラスサドルへの交換。そしてとうとう最後の大仕事、フレット打ち替え作業へと続くわけですね。

 30年使ってきたギターはこうやってますます私の愛情を注がれながら、古いお婆さんギターから別の若い魅力的な女の子ギターに変わっていくわけです。そうやって手を入れることでこんな古いギターが全く別の魅力と弾きやすさを見せてくれることがとても驚きなんですよね。うーん、ギターいじるのって楽しいなぁ・・(笑)。

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