さて次は長年の懸念だった②のフロイドユニットの取付ネジ周りのボディの修理。これは本当に頭を悩ませたところで、これのおかげでチューニングも不安定になるし、フロイドローズの動きも悪くなるし、とちょっと問題を抱えていました。

 で木工用ボンドではもう修理が無理ということを悟ったので、ネックの取付穴を直したのと同じように今回はエポキシ接着剤で強力に直すことにしました。まずフロイドローズ取り付け用のネジを外し、次にボディの剥がれた部分をラジオペンチで引っこ抜き、そこへ接着剤を塗りたくります。

 接着剤は30秒ほどですぐに固まり始めますから急いで先ほどラジオペンチで引っこ抜いた木片をそこに戻して、ハンマーで叩いて圧着させます。これも1日程度置けばバッチリ。ガチガチに固まってもうネジが動いたり傾くことはありません。

 ここまでできるとネックとボディをセットし、フロイドローズを取り付けて最終調整を行います。

 と・こ・ろ・が・・。いざネックをセットしてトレモロも付けて弦を張ってみるとオープンが鳴らない。もちろん1フレットを打ち替えていますので以前よりは1フレットの高さが高くなっていますが、それにしてもビビりすぎ。1弦などはオープンが鳴りません。

 1フレットを削ることもふと考えましたが、しかしよく考えてみれば新品のフレットにしたくらいでオープンがビビるのであれば、明らかにナットが低すぎることが原因であることに気がつきました。

 と言うことでまたまた弦を緩め、ロックナットの取付ネジを緩めてナットの高さ調整をすることにしました。方法はロックナットとネックの間に何かを噛まして高さを調整します。

 以前はアルミ箔を折りたたんだもので調整していましたが、今回の調整はその程度では追っつかなそうなのでワッシャーを2枚噛まして高くすることにしました。その状態がこちら。

nut

 これでオープンを鳴らすのに十分な高さにナットをセットすることができました。私の好みから言えば若干高めではありますが、気になるほどではありません。おかげで今まで鳴りにくかった0~3フレくらいまでが綺麗に鳴るようになりました。またナットを調整したことで今までの音痴もすっかり治りました。

 そして昨日打ち替えた1フレットはやはり新しいフレットだからよく鳴ります!もちろん高さも他のフレットより高いのでそれもあってよく鳴りますが、とてもイイ感じです。今までの1フレットのストレスがすっかりなくなりました。

 1フレットは昨日ブログに書いてからも少しずつ丁寧にヤスリでエッジを削って調整しました。調整後のナットと1フレットの写真はこんな感じ。

nut&fret

 昨日は2フレットも直そうかと思っていましたが、今日調整して弾いていると別に大きな問題はなさそうなので打ち替えはもうちょっと先でも良さそうに思います。またフレットが見つかったらどうするか検討します。

 で、ネックの取付角度が変わり、ナットの高さが変わり、取付ネジ周りを直してフロイドローズを調整すると、もっと高さが低くてもよいことが分かりました。そうやって調整すると昔のエディの5150ストラトのようにボディ直付けの状態になってしまいました。写真はこんな感じ。

rose tremoro

 で、以前に付けていた弦高調整用の下駄(ワッシャー)は取り外しました。これでも少し弦高が高めなくらいなので、場合によってはまたネックの角度を少し減らすかも知れませんが今はこれでしばらく使ってみようと思っています。

 ふう~、ようやくリペアが終了しました。ここ一週間くらいバラしたギターが部屋に転がっていたので邪魔だったんですよね(笑)。ようやくこれで部屋も片付き、しかもギターの状態もバッチリ。トレモロはスムースに動くし、弦はどのフレットでもビビらないし、しかもチューニングが安定し、音痴も直っちゃってます。また右手をボディに置く感覚も普通のストラトと変わらなくなりました。

 ほとんど完璧な状態になって、なんかとっても弾いていて気持ちよくなりました。よかった。

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