フロイドローズ付きのストラトの調子が最近あまり良くなかったのでここ一週間くらいバラしていろいろとやっていました。

 まず何が悪かったかと言えば、以前からあったトラブルなのですが、トレモロユニットの一弦側のネジがナット向きに傾いていたことが挙げられます。これはアームをつけたまま床にギターを置いたりする際にボディよりもアームが先に床に付くため、その衝撃でトレモロユニットを支えていたネジが刺さっている前の部分の木が剥がれちゃったからなんです。

 何度か木工用ボンドで修繕し、つい数週間前(ボディにザグリを入れた際)にも直したのですが、今回見てみるとやっぱりダメでした。じゃあと言うことで、今回の修理は直したいところを全て直すことにしたわけです。

 直した点は以下の通り。

 ①ネックとボディの取付角度の修正
 ②トレモロユニットの取付ネジ部分ボディの修理
 ③1フレットの打ち替え
 ④ナットの高さ調整
 ⑤弦高調整

 まず①のネックの取付角の修正ですが、これはこのギターにフロイドローズを最初につけた際、フロイドローズって弦高がめちゃくちゃ高いし、しかも調整の融通が効かないので角度を結構大きめにつけてセットしていたんですね。

 ところが先日のブログに書きましたようにフロイド用のザグリをボディ上面に作ったおかげで弦高調整の幅が猛烈に広がりました。であればこんな無理矢理にネックに角度をつける必要がないのではないかと思いそれを直すことにしたわけです。

 なぜ角度を直したかったかと言えば、やはりあまり角度が付きすぎていると弦高調整やピックアップの調整をする際に調整しにくいのです。それと弦がボディから離れているストラトは、弾いていると右手をボディに置いて弦を弾く際にどうしても奇妙な違和感があります。元々ストラトはネックの角度を強く付けるように設計されていませんので。

 それを修正するために今回はネックとボディの間にワッシャーを噛ますことにしました。ところがここでトラブル発生。元々違うギターにセットしていたネックとボディを穴の位置を修正しながら取り付けていたもんですから、今回ネックとボディを外すとネック側のねじ穴がバカになってしまってネックが取り付けられなくなりました。

 そこで久しぶり(ほぼ20年ぶりくらいか?)にエポキシ接着剤の登場。これが結構何をするにも便利なんですね、接着力も強いし、固まるのも早いし、しかも痩せず充填剤として使える。で、今回はこれをネックのねじ穴に充填してネジを切り直そうということです。

 今回はバカになったねじ穴が二つありましたので、これらにエポキシ接着剤を充填。1日おけばカチカチになってバッチリ。ネジがしっかり止まるようになりました。

 で、ネックをセットする際にヘッド側にワッシャーを一枚噛ましました。その写真がこんな感じ。

neck

 こうすることでかなりネックの角度がノーマルのストラト程度に戻り弦高調整の幅を広げることができるようになりました。

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