最近は思い立ったらすぐにギターを改造していますが、今日はフェンダー化されたトーカイの改造です。

 私のギターには結構「ああしてみたい、こうしてみたい」という希望や問題点の改善がありまして、今回は以前から(といってももう30年近くになりますが)気になっていたピックアップの配線変更を行いました。

 以前このブログにも書いたかも知れませんが、私はこのギターのフロントピックアップの音がどーも太くて好きじゃないのです。で逆にセンターの音は大好きなので、これを入れ替える作業を行います。それからフロントとセンターのホットとアースが逆になっていると思われるのでこれも修正します。

 センターのホットとアースが逆になっているせいで、リアピックアップとハーフトーンにするとフェイズアウトしちゃうんですね。今まで気にせず使ってきたわけですが、リア側のハーフトーンもやっぱり使ってみたいのできちんと直してみることにします。

 さてまずは弦をベロベロに緩めてピックガードを外します。リアピックアップの外巻きテープの巻き方も気に入らなかったのでこれも直します。その際に撮った写真がこれ。

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 うーん、なかなか渋いですね。30年近く使い込んだピックアップはやはり風格があります。今作っているPAFレプリカもこういう風格が欲しいですね。

 さてそれでフロントピックアップとセンターピックアップのピックアップ側の配線を外し、センターとフロントを入れ替え、更にホットとアースの配線を逆にしてそれぞれセットし直します。何でこれらのシングルピックアップのホットとアースが逆になっちゃったのか謎だったのですが、今日作業をしていて原因が分かりました。

 元々このギターにはディマジオのファットストラトがついていたわけですが、これを今ついているシングルに替える際にファットストラトの配線だけ再利用したんです。で、最初にピックアップを交換した際にどうやらホットとアースを逆にしてついないじゃったみたいなんですね。

 ディマジオでは白がホットで赤・黒・裸線がアース側。一方最初に交換したピックアップはホットが赤でアースが黒。それを「赤はホット」と思い込んで、元々あったディマジオの配線の赤色側、つまりアースをピックアップのホットにつないじゃったわけです。

 二つめに交換したピックアップも前につけたピックアップと位相が逆にならないように配線したため、やはり逆につけちゃったんですね。そしてそのまま30年が経ったというわけです。

 さてそうやって配線を元の位相に戻し、そして30年ぶりにフロントに戻したトーカイのピックアップのサウンドは私好みの音でやっぱり素敵でした。きらびやかで繊細なハイがあり、ニュアンスも出しやすい。そうです、こういうストラトのフロントの音が私は好きだったんですね。あぁ、久しぶりに聞くといい音だなぁ。

 そして位相を戻したことによって鳴るようになったリアとセンターのハーフトーン。もちろんリアはハムバッカーですからストラトのハーフトーンとは少し雰囲気は違います。しかしこれはこれで味があってよいです。ハーフトーンならではの軽やかでいて深みのあるサウンド。センターのシングルサウンドがブレンドされたサウンドのニュアンスは紛れもなくハーフトーンの香りがあって、ハムバッキングとのハーフトーンもなかなかいいものです。

 しかしこの作業をしていて驚いたのは、センターに付け替えたオールドタイプのストラトピックアップ。ピックアップカバーを外して30年ぶりに見ると何じゃこりゃ、コイルのハウリング防止がパラフィンではなく何かの樹脂で固められています。こんなの初めて見たなぁ。確かにこれならハウらないだろうけど、こんなのアリ・・?いや、それとも私が自分でやっちゃったのかなぁ(笑)。あまりに素人仕事だからそうかも・・。全く覚えてないッス。

 とはいえこれでこのトーカイのストラトのサウンドもすっかり満点。ますます弾くのが楽しくなります。本当にこの半年くらいでこのギターはもの凄く良くなりました。まずフレットを摺り合わせし、ヘッドをフェンダーにし、そして今回の配線変更でサウンドもバッチリ。

 あとはこれまた長年の懸案だったフレット打ち替えですね。これはさすがにプロに任せようかなと思っています。でももしかすると自分でやっちゃったりするかも・・(ニヤリ)。実はそのつもりで20数年前にダンロップのジャンボフレットを買ってたんですよね(笑)。

 フロイドローズ付きのギターに元々ついていたネックで試してみたところ、やっぱりというか案の定というか、フレットを外すところから失敗しちゃったので結局フレット打ち替え作戦は断念したんですね。

 ところが今や情報化社会。フレット打ち替えに関する情報も道具も世の中にあふれかえっています。フロイドローズストラトの方の1,2フレットの1弦部分を前のオーナーがなぜかヤスリで削っていて、おかげで弦がビビって困っています。

 なので「いっちょフレット打ち替えたるか!」という気分になっているんですが、肝心のフレットが見当たらない(笑)。つい1年前くらいまでは確実にあったのですが、どこかへしまい込んでいるようです。一生懸命に探して、見つかったら早速フロイドローズストラトの1,2フレットの打ち替え作業を敢行したいと思います。

 おお、とうとうフレット打ち替えまでやる気になっているところが我ながら恐ろしい(笑)。

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