スティックのグリップ

2007/08/20 Mon 01:34

 ドラムを叩く皆さんなら経験があると思うのですが、スティックの握り方って悩んだりしませんか。特に自分が好きなドラマーと握り方が違っていたりすると無性に直してみたくなる気がしませんか?

 私もつい最近まで(というか今でも時々)「どうやって握るのがいいかなぁ」と色々試してきたクチです。でも今は気にしないことにしています。ゴルフでも何でもそうですが、日本人はやたらと型から入ってしまう傾向がありますが、まあそれほど型にこだわる必要はないんじゃないかという結論になったわけです。要は自分が叩きやすければ良い、もし叩きにくければ変えればよい、そんな感覚でいいんじゃないかと思うわけです。

グリップ1 だってYouTubeでいろんなプロのドラミングを見ていても、結構みんな好き勝手なグリップで叩いています。普通のプレイの時とロールの時に若干グリップを変える人もいます。実は私が悩んでいたのはこれで、私はロールの時とそれ以外の時で左手のグリップを変える癖があったのです。

 私はマッチドグリップしか出来ないのでこれで叩きますが、左右とも通常は普通のアメリカンスタイルの握りで叩きます。(写真1)ところがロールを行うときになると左手はフレンチよりさらに手のひらがやや上向きになって指も開き気味になってくるのです。いわゆる本当の意味でのティンパニーグリップに近くなるのです。

グリップ2 これは昔ほとんど完璧なティンパニーグリップでスティックを持っていたのですが、そのころにロールの練習を一生懸命していたときからの癖なのです。その後ティンパニーグリップでは少しパワーが足りないな、と感じ始めてもう少しスティックをしっかり握るように変えていったのです。しかし左手だけはロールの際粒をそろえようとするとティンパニーグリップ以外ではどうしても上手くできないので昔のティンパニーグリップの頃の癖が少しでてきてしまうわけです。(写真2)握りを変えない方がプレイに無駄がなさそうなのでロールの時もアメリカンで行きたいなとずっと思っていたのですが、どうしても私には無理みたいです。

 そうやって悩んでいたのですが、先ほどのようにYouTubeで色々なプロのドラマーのグリップをよく観察していると、いやいや、みんな結構好き勝手にやってますよ。私と同じようにロールの時に左手だけ開いてくる人もいますし、レギュラーグリップの方々は本人もほとんど意識していないのでしょうが場面場面でかなり左手の握りは変わっています。

 だから私も気にしないで自分が一番いい音を出せるスタイルで叩けばいいんじゃないかと開き直ったわけです。世の中には「なんとか奏法」とか言って「関節の動きを最も有効に利用する」とか色々あるみたいですが、別にドラムのグリップに正解がある訳じゃありませんし、いい音といいプレイができればスティックの握りなんて大した問題じゃありませんよ。イスやシンバルの高さだって、ペダルの使い方だって、レギュラーグリップかマッチドかだって人それぞれ全員違うし、みんな上手に叩いているじゃないですか。

 ということで結論としては握りは自分の好き勝手にやることにして、そんなしょーもないことにこだわるよりもっとリズムやフレーズの勉強と強化をする方が大切だ、ということに至ったわけです。

 皆さんもお好きなドラミングスタイルで叩いたらいいんじゃないかと思いますよ。別に好きなプレーヤーの真似をしなきゃならないことはないと思いますし、自分にとってベストなやり方があるのであれば、それは自分の奏法として確立すればいいんじゃないでしょうか。それを磨いていけばいずれそれが自分の「個性」になるわけですから自分に合った叩き方を自分で見つけることが大切だと思います。

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