スティーブ・スミス

2007/08/25 Sat 14:51

 私がドラムを叩く際に目標としている好きなドラマーについて書いてみたいと思います。今回はとりあえず勝手に先生にしているドラマーの1人であるスティーブ・スミス先生について書いてみましょう。

 スティーブ・スミスと聞いて今の若い方々がどういうイメージを持つかはピンとこないのですが、スーパーテクニックを持っているジャズ・フュージョンドラマーと言うところでしょうか?まあ私たちの世代でスティーブ・スミスと聞けば先ず間違いなく「ジャーニーのドラマー」という答えが返ってくることが多いのではないでしょうか。

 ジャーニーといえば当時「産業ロック」と言われヒットは多く放つもののロックファンからは軟弱な音楽、ミュージシャンとして認識されていたことが多いのではないかと思います。私はロックであれジャズであれ基本的に明るくポップな曲が好きなので、ジャーニーは大好きなロックバンドの一つでした。

 高校生の頃でしょうか、私が育った田舎町でジャーニーやトトのフィルムコンサートがあり、そこでジャーニーのライブフィルムが流されました。その時スティーブスミスのドラムソロがあり、ツーバスを使った凄まじいまでのプレイに大きな衝撃を受けました。

 その後社会人になった頃に一度きちんとドラムを勉強してみようと思ってドラムの教則ビデオを買う際に迷わずスティーブ・スミスのビデオを買いました。それを最初に見たときの衝撃と言ったら・・。まあ一流のフュージョンやジャズ系のドラムプレイを間近で見たことがなかったという理由はあったのですが、それでも解説を受けながら見るスティーブ・スミスのプレイは凄いもので、それはとても1人でプレイしているとはにわかに信じがたいものでした。

 まるでドラムマシンにプログラムさせているかのようなダイナミクスとタッチの素晴らしさ。このビデオを見てからスティーブ・スミスのプレイに少しでも近づきたいと一生懸命練習したものです。もちろん今でも彼の足下にも及びませんが、彼のビデオから受けたインスパイアは私がドラムを叩く際に少なからぬ影響を与えています。

 スネアを買う際も彼がその教則ビデオで使っていたスネアに近いものが欲しいと思ってウッドの6-1/2のものを買いましたし、ツインペダルを使ったプレイをしたいと思うようになったのもこのビデオの影響です。

 そういう意味では今の私のドラムプレイに大きな影響を与えたスティーブ・スミスはまさに大先生を呼ぶにふさわしいプレーヤーだと今でも思っています。もしスティーブ・スミスのドラムプレイに触れてみたいと思われた方はこちらで見てください。このうちで特に面白いのはスティーブがバディ・リッチばりのハイハットプレイやスティックプレイを見せるもので、彼の技術の高さを改めて見せつけられるものです。
好きなミュージシャン

スティックのグリップ

2007/08/20 Mon 01:34

 ドラムを叩く皆さんなら経験があると思うのですが、スティックの握り方って悩んだりしませんか。特に自分が好きなドラマーと握り方が違っていたりすると無性に直してみたくなる気がしませんか?

 私もつい最近まで(というか今でも時々)「どうやって握るのがいいかなぁ」と色々試してきたクチです。でも今は気にしないことにしています。ゴルフでも何でもそうですが、日本人はやたらと型から入ってしまう傾向がありますが、まあそれほど型にこだわる必要はないんじゃないかという結論になったわけです。要は自分が叩きやすければ良い、もし叩きにくければ変えればよい、そんな感覚でいいんじゃないかと思うわけです。

グリップ1 だってYouTubeでいろんなプロのドラミングを見ていても、結構みんな好き勝手なグリップで叩いています。普通のプレイの時とロールの時に若干グリップを変える人もいます。実は私が悩んでいたのはこれで、私はロールの時とそれ以外の時で左手のグリップを変える癖があったのです。

 私はマッチドグリップしか出来ないのでこれで叩きますが、左右とも通常は普通のアメリカンスタイルの握りで叩きます。(写真1)ところがロールを行うときになると左手はフレンチよりさらに手のひらがやや上向きになって指も開き気味になってくるのです。いわゆる本当の意味でのティンパニーグリップに近くなるのです。

グリップ2 これは昔ほとんど完璧なティンパニーグリップでスティックを持っていたのですが、そのころにロールの練習を一生懸命していたときからの癖なのです。その後ティンパニーグリップでは少しパワーが足りないな、と感じ始めてもう少しスティックをしっかり握るように変えていったのです。しかし左手だけはロールの際粒をそろえようとするとティンパニーグリップ以外ではどうしても上手くできないので昔のティンパニーグリップの頃の癖が少しでてきてしまうわけです。(写真2)握りを変えない方がプレイに無駄がなさそうなのでロールの時もアメリカンで行きたいなとずっと思っていたのですが、どうしても私には無理みたいです。

 そうやって悩んでいたのですが、先ほどのようにYouTubeで色々なプロのドラマーのグリップをよく観察していると、いやいや、みんな結構好き勝手にやってますよ。私と同じようにロールの時に左手だけ開いてくる人もいますし、レギュラーグリップの方々は本人もほとんど意識していないのでしょうが場面場面でかなり左手の握りは変わっています。

 だから私も気にしないで自分が一番いい音を出せるスタイルで叩けばいいんじゃないかと開き直ったわけです。世の中には「なんとか奏法」とか言って「関節の動きを最も有効に利用する」とか色々あるみたいですが、別にドラムのグリップに正解がある訳じゃありませんし、いい音といいプレイができればスティックの握りなんて大した問題じゃありませんよ。イスやシンバルの高さだって、ペダルの使い方だって、レギュラーグリップかマッチドかだって人それぞれ全員違うし、みんな上手に叩いているじゃないですか。

 ということで結論としては握りは自分の好き勝手にやることにして、そんなしょーもないことにこだわるよりもっとリズムやフレーズの勉強と強化をする方が大切だ、ということに至ったわけです。

 皆さんもお好きなドラミングスタイルで叩いたらいいんじゃないかと思いますよ。別に好きなプレーヤーの真似をしなきゃならないことはないと思いますし、自分にとってベストなやり方があるのであれば、それは自分の奏法として確立すればいいんじゃないでしょうか。それを磨いていけばいずれそれが自分の「個性」になるわけですから自分に合った叩き方を自分で見つけることが大切だと思います。

ドラムテクニック

ツインペダルの改造

2007/08/19 Sun 23:56

 最近ライブが多いんですよ。月に2-3回とか。そんなにしなくてもいいから練習しようよ!って感じもあるんですが、何しろメンバー全員がまっとうな社会人ですし、住んでいる場所も府県をまたいでバラバラですからおいそれと簡単に練習できません。

 まあそんなライヴに向けて先日練習をしたわけですが、最近ツインペダルのケースを買ったこともあり、練習では必ずツインペダルを使うことにしています。ライヴではその場所にあるドラムセットに合わせて叩く主義なのでスティックしか持っていかない事もあって、当然そういう場所ではツインペダルも使わないわけですが、とはいえやはりせっかく持っているんだから練習には使うことにしています。

 そのツインペダルですが、今まで左側のキックにもビーターを取り付ける部品が付いていたんですね。まあ特に困ることもなかったし、ヤマハの説明書にも確か外すような指示を書いていなかったと思うのでずーっとシングルで使っていた頃から外していなかったわけです。ところが先日の練習でちょっと左側のキックの場所をいつもと変えてみると大変踏みやすいことを発見。ところが先ほどのビーターを取り付ける部品がハイハットスタンドの脚に引っかかってペダルが返らないという問題がでてきたわけです。

 まあこれじゃあ困るし、余分な部品が付いていてもしょうがないか、っていうことでこれを外しました。結構キックを分解するのってめんどくさいもんですが、なんとか左側のビーター取付部を外すことに成功しました。これで次回の練習からもう少しましにセッティングできるのではないかと思っています。

 それからついでに以前から気になっていたビーターの角度も調整し、さらにバスドラのヘッドに当たる部分が左右のビーターであまりに違うことが気になっていたので、右側のビーターの位置をずらしてみました。また右側のペダルがあまり足についてこないのでよく調べてみるとスプリングが若干伸び気味だったのでこいつを交換しました。

 というわけで買って以来ほとんどいじることのなかったキックを、さあ約20年ぶりくらいに調整してみました。やはりいくらキックといっても時々調整してやらないといけませんわね。
ドラム
 それにしても今は本当に楽器の練習をするのにはいい時代だと思います。何しろインターネットで検索すれば本当に様々な偉大なプレーヤーの演奏を見ることができるからです。今も大好きなバディ・リッチのドラムソロをYouTubeで見ていますが、本当に素晴らしいものです。

 CDなどで演奏を聴くことは確かにできますが、特にドラムの場合実際に演奏している様子を見てみないことにはどうやって演奏しているかさっぱり分からないことが多いのです(といっても見てもわからないことがほとんどですが・・)。バディ・リッチの演奏は確かに今の時代のスーパーウルトラテクニックを持っている人たちと比べると技術的には劣るかも知れませんが、しかし彼が多くのジャズ、ロックドラマーに与えた影響の大きさや、素晴らしいタッチとトーン、そして彼ならではのショー的要素を兼ね備えたプレイは映像で見ると本当に素晴らしいものです。

 バディ・リッチに限らず一流の人の演奏を聴いていると本当に練習しなけりゃ、という気になりますね。ドラムは本当に単純な楽器で、結局のところ基本的には両手に棒を持って何かを叩いているだけのものなんですね。しかしその単純な動作にもかかわらず練習を重ねていけば本当にマジックのような演奏ができてしまうんですね。それはどうやればそのようなマジックを演奏に加えることができるかといえば、正確なリズムキープとアクセントを伴ったトーンなんですね。ドラムやピアノなどの生楽器はトーンが命といっても差し支えないと思います。そのトーンを少しでも一流に近づけて行くには日々練習していろんなタッチで粒を揃えて演奏できるようになることが肝心なんですね。

 バディ・リッチの演奏やデイヴ・ウィックルの演奏はある意味両極にあるように見受けますが、バディ・リッチの場合は比較的一つ打ちをメインとしたプレイが多いのに対しデイヴ・ウィックルの場合は軽やかな二つ打ちを多用するところが特徴として挙げられるのではないかと思います。しかしどちらにしても素晴らしいタッチを伴っていることは共通していて、それが結局は多少の奏法の違いにかかわらずいずれも素晴らしい演奏として見る者に大きな感動を与えていっているように感じます。

 私は最近ジャズのドラマーに影響を受けることが多いのですが、それは演奏のレベルが「芸術」の域に達しているからなんですね。有名なロックドラマーでもかっこいい人はいますが、演奏のレベル自体はアマチュアに毛が生えたようなトーンやタッチで叩いている人も決して少なくありません。残念ながらそういう人たちの演奏には高度な刺激が全く含まれていないので自分の演奏を上達させるための役にはあまり立っていないような気がしますね。
好きなミュージシャン

最近のVAN HALEN

2007/08/01 Wed 18:25

 私は以前ヴァン・ヘイレンの大ファンでした。子どもの頃にデイヴ・リー・ロスのいたバンドをライヴで見て以来エディは私にとってのギターヒーローであり、デイヴは常にアイドルでした。

 ところがデイヴがバンドを1985年にバンドを辞めてしまってからというもの私自身は興味を失ってしまい長い時間が過ぎていきました。その間エディはギターやアンプで金儲けに走り、アレックスのドラムはスピード感がどんどん無くなり、ついにはマイクまでクビになってしまい何やってんだ、という気持ちでいますね。

 最近の話ではデイヴが復活し、ライヴ計画を進めているのだとか。しかしエディの状態は見るからに最悪のようで、ギターの契約もピーヴィーからからシャーベルへ、そしてすぐにフェンダーへと、アルバムも発表しないくせにギターの方だけは契約条件の良いメーカーにコロコロ変わっているあたり、エディは本当にお金が大好きなんだな、と思ってしまいますね。

 そのフェンダーではデビュー当時のギターのレプリカを発売したようですが、そのフェンダーの楽器フェアでエディ自らステージで演奏していましたが、もうその様子はタダの酔っぱらいのおじさんという風情。演奏は最悪で、同じフレーズを手荒に繰り返し弾いているだけ。支離滅裂という表現がまさにぴったりする様子でした。実際その後エディはアル中治療で入院してしまったとか。

 挙げ句の果てにはマイケルの後任がエディの息子のウルフィーで、もうどうしようもないという感じ。デイヴが帰ってくるといっても、本当にライヴをするのかどうかは今でも疑問ですね。何しろエディの人格は滅茶苦茶ですからね。バンドのメンバーをすぐに辞めさせる、嫁さんには見限られる、ワーナーから契約解除になる、意志が弱いのでアル中になる、楽器メーカーとも良い関係が築けない、金儲けしか興味がない・・・、等々。

 エディは昔デイヴのことを「金にしか興味のない奴」と非難していましたが、実際にはエディのほうがよっぽどでは・・。まあバンドなんてものはメンバーが音楽より金に興味がいってしまうと、もう魅力なんてなくなっちゃいますからね。

 まあデイヴと一緒に日本にツアーでも来れば見に行ってもいいかな、とは思いますが・・。しかしサミーが復活したときだって、ツアーは何とか行ったもののアルバムはついに発表しないまま再び空中分解しちゃいましたからねぇ。正直言って、もう何も信用していませんね。

 その元凶はエディ。黙ってギターだけ弾いておけばいいプレーヤーだったのに、自分が神であるかのように勘違いしちゃったんでしょうか。まあ早く解散して本当に神になってしまった方がいいんじゃないでしょうか。芸能人なんて「芸」だけが魅力なのに、その「芸」を忘れた芸能人に何の魅力があるでしょうか・・。
ヴァン・ヘイレン
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